徒然譜置場【気象】 (ページ9)

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ビジネスパートナー．1（※）ページ9

小さなシングルベッドの上で身体を重ね、激しく突き上げる。
こめかみからは汗が滴り、下にいる彼の背中に垂れ落ちた。
その瞬間に絶頂を迎え、今日最高に奥へ奥へと深く突き刺す。同時に彼も絶頂を迎えたらしく、奥は俺をまるで離したがらないかのようにきゅうっと締め付けた。

先程落ちた汗を拭うように、彼の背中を人差し指でなぞる。すると彼は今にも泣き出しそうな声で背中を反り上げ、力なくベッドへ沈ませた。

「なんすか、今の」

少し笑いが込み上げてしまい、隣へ寝転んで彼の顔を覗く。
耳まで真っ赤に染まった彼は少し怒っているようだ。

「………にのいじわる」

やっと声を出したと思えば掠れてあまり言葉になっていない。しかし横にずらしてくれたおかげで見えたその瞳は溢れ出しそうなほど泪で潤んでいた。ふふ、と思わず笑みが溢れてしまい、お詫びにはならないが冷蔵庫から500mlの水のペットボトルを取り出した。

その水をそのままあげようかと思ったが、今日はなんだかこのままでは終わりたくなくて。もう少し、いじわるをしてみたくなってしまう。

水を口に含み、彼の隣へまた寝転ぶ。向かい合わせになるように身体を起こすと、すんなり動いてくれた。
右手で彼の後頭部を覆う。考える隙は与えさせない。彼の唇へつけると舌ですぐに中を開かせた。

「……んっ…！」

抵抗する彼を他所に、そのまま水を流し入れる。
俺の冷えた舌と彼の熱い舌が絡み合い、いやらしい音が部屋中に響き渡った。
流し込んだ水が彼の喉仏を鳴らした音が聞こえ、互いの吐息が甘く香る。彼の目からはとうとう泪が溢れてしまっていた。とてつもなく愛おしい。何故だかもっと、もっと泣かせたくなる。

彼の目がとろりとしてきた。どうやらあまり息継ぎができてないようだ。もう少し堪能していたかったが、舌を離し彼を解放させた。

大きく小刻みに呼吸をし、酸素を脳に送っている。全身汗だらけで、天を仰ぐ彼の首筋にまたそそられる。
そんな彼を見ながら、今度は普通に水を飲んだ。