♯ぶつけた想い ページ26
A side
着替え終えてさっきの場所に戻ると、
全員が神妙な表情を浮かべていた。
岩本「 俺らがきっちり落とし前つけてやるから、
お前は安心しろ 」
佐久間「 俺は女の子大好きだけど。
でもこういうのは許せない! 」
深澤「 なんか、ごめんな?俺らのせいで 」
目黒「 A、大丈夫? 」
次々とかけられる言葉に、
私は心の底からモヤモヤが募っていく。
言わない方がいいと分かっているはずなのに、
この気持ちを制御できなかった。
『 …なんで。
なんで私に関わろうとするんですか 』
阿部「 Aちゃん? 」
『 関わらないでって言ったのに。
私は普通に楽しく
高校生活が送れればそれでいいんです!
正直S9なんてどうでもいい!!
むしろ、関わりたくなかった!!
どうして、私を巻き込むんですか!? 』
外に飛び出した言葉を飲み込むことは不可能で、
私の言葉に傷ついた顔の目黒蓮が目に入る。
宮舘「 ごめんね、Aちゃん 」
向井「 なんか知らんけど気に入ってもーてん、
Aちゃんのこと 」
『 はっきり言って迷惑なの!!
お願いだから放っておいて…!! 』
S9と関わらなければ大嫌いなミルクティーを
かけられることなんてなかった。
じゃあ、全てS9が悪いのだろうか。
私も心のどこかで、S9といることへの楽しさを
感じていたのではないだろうか。
そんな本心に目を瞑って、
S9を悪く言う自分に嫌気がさした。
渡辺「 それはできねー 」
岩本「 翔太? 」
渡辺「 一度関わっちまったものは
取り消すことなんてできねーし、
取り消そうとも思わねー。
だから、お前を放っておくことはできねー 」
『 なんでそんな自己中なの? 』
渡辺「 S9だから 」
目黒「 Aには悪いけど、
俺もしょっぴーと同じだよ。
これからもAと一緒にいたい 」
私は彼らの優しい表情から逃げるように、
生徒会室を飛び出した。
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leechan - 零さん» コメントありがとうございます!続編も頑張ります! (2021年1月20日 21時) (レス) id: 3dac29f62b (このIDを非表示/違反報告)
leechan - おーやんさん» ありがとうございます!更新をお待ちください! (2021年1月20日 21時) (レス) id: 3dac29f62b (このIDを非表示/違反報告)
零 - お話、すごく好きです!!続編楽しみにしてます! (2021年1月20日 17時) (レス) id: f20013ee9d (このIDを非表示/違反報告)
おーやん(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます!S9最高です!続編がでるの楽しみにしています!! (2021年1月20日 12時) (レス) id: 7c71f694df (このIDを非表示/違反報告)
leechan - 祐莉さん» ご意見ありがとうございます!今後の更新を楽しみに待ってくださるとありがたいです! (2021年1月19日 12時) (レス) id: 4afeda7977 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:leechan | 作成日時:2021年1月13日 2時