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…結局、昨日電話は来なかったな。


『おはよう、鹿島…と、誰?』

「おはよう、Aさん。こっちは同じクラス、になる予定の狼谷。狼谷、こっちは牀李ちゃんの姉でAさん」

「狼谷隼、コイツは弟の鷹」

『AA、よろしくね。狼谷』

「おう」

「Aさん、ごめん。昨日、虎太郎が熱出して…」

『環境の変化によるストレスでの熱だった、って?』


私がそういうと驚いた様にポカンとした。


「しっ、知ってたの?!」

『何の為に電話番号渡したと思ってんの。…狼谷が小児科まで鹿島達を送ったの?』

「あぁ」

「言ってくれても…」

『言っても良かったんだけど、鷹?って子ばっか構ってたからその子を置いて行かせていいのかなって』

「お前のせいじゃねぇか」

「おで、わるくねぇもん!」

『じゃ、鹿島。今日もゆかを頼むね。鹿島みたいな良い人が入ってよかった。』


兎田って人、寝てばっかだからあんま信用出来ないんだよね。
一応、唯一の大人だから信頼はしてるけど。


「ねぇね、いってらっちゃい!」

『ん、行ってくるよ。ゆか』


今日もうちの妹がかわいい…

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作者名: | 作成日時:2024年3月18日 13時

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