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そして、お土産を買う所までやってきた。
「いよいよ、この闘いの場に辿り着いてしまったのね…」
「負けては、駄目よ…」
中に入ると、子供達の目がキラキラとしてきた。
「ママ〜!」「こりぇ、買って」「こりぇ買って、こりぇ買って!」
きりんがキリンのバッグを、数馬は馬のゼンマイおもちゃを、拓馬はシマウマの足が動くおもちゃを持って、買って買ってと言っていた。
さて、ゆかはどんなの持ってくるかな
「ねぇね」
『なぁ、に…って、ゆか?それでいいの?』
「う、おかーしゃんと、おとーしゃんと、ねぇねと、おしょろい!」
ゆかは4つの動物のキーホルダーを差し出していた。
だけど、どこかチラチラと見ていた。
その方向に目を向けると、トラのぬいぐるみがあった。
『へぇ……分かった。買ってくるから、外の兎田さんとこ行ってきな』
「あい!」
私はゆかが外に向かおうと走ってる隙にトラのぬいぐるみを取り、会計に向かう。
「全部で5,720円になります。」
キーホルダーはそれぞれ385円だったのだが、ぬいぐるみは4180円だったのだ。
まぁ、ゆかの為だしいいかと私は会計した。
「5,720円、ちょうどお預かりします。こちらレシートです、ありがとうございました〜。」
貯金崩しといて良かった。
その後、鷹が居なくなり探したりして疲れた。
が、帰った後ゆかにトラのぬいぐるみを渡すとびっくりしたような嬉しい様な顔をしていたのでうちの妹、超可愛いと思ったAであった。
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作者名:壊 | 作成日時:2024年3月18日 13時