−わんこ様とご主人ちゃん− マークＳＩＤＥ ページ18
Aは、笑った。
「じゃあ、マークはあたしのわんこ君だね♪」と、俺の頭を撫でて。
わんこ君…かぁ……
マ「俺としては、逆の立場の方がいいんだけど」
無意識に呟く。
言ってから、自分で首を傾げてしまった。
逆の立場ということは、俺がご主人様で、Aが犬ってこと？
――いや、違う気がする。
わんこ様と、ご主人ちゃん――？
マ「立場はAの方が上なんだよね」
何だかAを見ていると、護ってあげたくなるんだ。
だから、俺はAを、忠実に護りたい。
マ「だってA、可愛いんだもん」
護ってあげたい、一緒に居たいと感じたのは、Aが初めてだった。
Aが笑うと嬉しくて、一緒に笑いあっているときなんか、
最高に幸せで。
そんな感情、初めてだった。
マ「何なんだろうね、この気持ち」
リ「それは、『恋』やでっ！」
マ「うわっ！？ えっと、君は……」
リ「何や、忘れたんかいな。 うちは浦部リカ、恋愛マスターやで♪」
マ「リカか、思い出した」
俺が微笑むと、リカはにやりとした笑みを漏らす。
リ「んでなぁ。 アンタのその気持ち、紛れも無く恋や！」
マ「こい…？」
リ「アンタもドンカンやなぁ。 Aもそんな傾向あるし……」
マ「えっと…よく分からないんだけど」
リ「せやなあ…、」
リカはそこで少し考えてから、びしっと俺の目の前に指を構えた。
ぴたりと俺の眉間が狙われる。
リ「とりあえずアンタは、本能のままに動いたらええんや！」
マ「本能のままって……普通に、ってこと？」
リ「んー、ちょっと違う気も……まあ、しゃあない！
とりあえずは、何も意識しなくてええんよ、普段通りに行動すれば」
マ「普段通り……」
リ「…ん！？ あそこにいるのは…っ、ダアリイイイイイン！！！！」
目を光らせて一哉の姿を見つけたリカは、走って行ってしまった。
普段通り…ね。
先程の言葉を脳内で繰り返しながら、俺は一哉とリカを見つめるのだった。
−つづく−
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あか(プロフ) - 深紅深海さん» うわわわありがとうございますっ！！！個人的にビヨン様も入れたかったなぁーとか今更思ったり…(( (2013年3月21日 20時) (
レス) id: 169d48cd7d (このIDを非表示/違反報告)
深紅深海(プロフ) - なんと！！！！俺得なぁぁぁ！！！！！！！！！！！！応援します！高評価＆お気に入り失礼します！！！！！海外組死ぬほど好きなんです！！ (2013年3月21日 17時) (レス) id: 48df2dffb9 (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>にゃお★ｓ♪初めまして！有り難うございますっ＞＜ (2011年4月12日 22時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
にゃお★ - はじめまして！小説読ませていただきました★アンジェロ最高です♪松野の小説もすごくよかったです！ (2011年3月31日 17時) (携帯から) (レス) id: 62ecae7473 (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>リエｓ♪遅れてすみません！有り難うございますっ＞＜ >>☆アフロディ☆ｓ♪遅れてすみません！ 初めまして、有り難うございますー＞＜ (2011年3月5日 20時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あか | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akanekazemaru
作成日時：2010年7月31日 20時
