学校のカイダン Floor１

STEP34 ページ37

ツバメside





ツ「あの、

乗っ取るとか、支配するとか

どういうこと？


まるで犯罪者かテロリストじゃん」





彗「かつてはガンジーや

マンデラもそう呼ばれていた

それでも彼らは世の中をひっくり返し

英雄と呼ばれるようになった」



「その戦いの武器は…

なーんだ」





ツ「…？機関銃！

じゃ爆弾！」




彗「ハハッ！素晴らしい！

ホントにお前は素晴らしいバカだなぁ

感動するよ」





ツ「そのバカって9回目です

ボキャブラリーないですね」





彗「とにかくッ！

お前はすでに

生徒会長としての舞台が用意されてる

その舞台で戦えばいい」





ツ「だからどうやって」





彗「簡単さぁ

僕の言う通りにすればいいだけ」





ツ「え？」





彗「その空っぽの頭じゃ

興味もなく読んだこともないだろうが

これはお前を守る六法全書だ」



「第6条

生徒会長は生徒総会を

開催することができる」



「第7条

その総会で生徒の3分の2の

賛成票があれば、規律や校則を

変えることができる」





ツ「生徒の3分の2の賛成票…」





彗「イェース」




ツ「そんなの無理に決まってる

私の言うことなんて誰も…」





彗「確かに誰も聞かないだろうなぁ

今のお前には1番大切なものが

欠けているからなぁ」

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