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8個目 ページ10

それから私と双子はずっとバレーボールをして遊んでいた
このころだっけ、二人にレシーブうまい!って言われたのは



___小学4年生5月
春の温かさも消えていき心なしか雨も多くなってきたころのことだった


いつも通り三人でバレーボールをしていたときのことだった

治「Aはレシーブほんまにうまいなあ」

侑「じゃあ将来はリベロやな!」

二人は感心したように私のことを見た

「なにそれ」

治「リベロはレシーブめちゃくちゃうまいやつがやるポジションや!」

侑「じゃあ後はセッターとウィングスパイカーを集めるだけや!」

治「中野君とかは?あいつトスあげんのうまいで」

侑「あいつはだめや。いけすかん」

治「おまえなあ」

「そもそも私女やから小学生いっぱいしかできへんで」

少しおぼつかない関西弁
でもずっと関西弁の周りに囲まれていたらだんだん慣れてきた


二人を見たらこの世の終わりを告げられたような顔をしていた

「「ほんまや・・・」」

そして二人は絶望から心底悔しそうな顔をして

治「くそう、Aよりうまいレシーブできる奴なんかおったけ?」

侑「いやあ、まだ見つけてないで・・どないしよう」

「そんな明日までに決めなあかんわけじゃないんやからゆっくり探せばええやん」

侑「いやや、俺は今から練習するんや!」

「せっかちやなあ」


この二人を見ていると飽きることはまずない
二人と一緒にいるだけで何かが起こる


楽しいなあ


心の底から思っていた



私ね、めんどくさがりだけどレシーブは一生懸命やってたよ

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設定タグ:ハイキュー , 宮治 , 宮侑   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:まう | 作成日時:2019年2月1日 21時

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