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「・・・・なあ、二人とも野狐中学校に行くんよね？」
侑「このあいだお前に言うたやん」
治「それがどないしたん？」
私は少し言葉を考えた
「・・・中学行ってもまたこうやってほし見たりできる？」
私がこういうと二人は少し驚いた顔をした後に呆れた顔になった
侑「・・・・何当たり前の事言っとんの？」
「ロマンチストのかけらもあらへんなあ」
治「侑にロマンチックを求めたらあかんで」
侑「なんでや！ほんとのことやん！」
治「まあたしかにな、当たり前のことや。・・・来年の夏もここにきて星を見て、秋はたらふく飯食って、冬は雪合戦して、春はまたお花見して、毎年繰り返していくだけや」
「でも、同じことばっか飽きひん？」
侑「おまえなあ・・Aこそロマンチックのかけらもないやん」
治「そん時はまた考えようや。どうせ大して変わらんけど」
そっと私が持ってきたお菓子を口に運び私は言った
「中学入ったら選手はやらんけどマネとして二人の事今度は支えるな。私頑張る」
治「Aドジるときあるけど大丈夫なんか？」
侑「Aの作ったドリンクしょっぱそうやなあ」
こいつらこそロマンチストのかけらもない
「・・・・もう二人にお菓子もなんも作らんわ」
治「嘘やって！冗談や冗談！」
侑「ごめんて、そんな怒らんといて！」
「プリン」
「「え」」
月明かりに照らされながらニヤッと笑い
「私のプリン盗んで食べたの知っとるからプリン三個で手を打とうかな」
といって二人に言った
こうして人生の中での夏休みの思い出の一個が出来上がった
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作者名：まう | 作成日時：2019年2月1日 21時
