20個目 ページ23
あのスクールからおよそ1年後、私はあることに悩んでいた。
治「A、おはよう」
「あ、サムおはよう」
いつも通りの朝のはずだった。はずだった。一見何も変わらないと思っていたけどよく見たら何かが違う。いつもなら双子がそろっているはずなのにその日は治しかいなかった。
こうゆうときはいやな予感しかしない。そして、いやな予感とは嫌なものほどあたるものと決まっている。
「・・・・ツムはどうしたん」
治「・・・・あんな奴知らん」
双子大戦争の始まりだ
「なんや今回はどっちがお菓子食べたん」
治「いや、そんな軽いもんじゃないねん」
いや、それで大喧嘩しているのは何処のどいつだよと思ったのをのどぼとけより前に止めた。こうゆうときは黙って話を聞くものであると、双子戦争で学んだ
「じゃあどないしたん」
治「・・・・デーダげざれだ」
必死に涙をこらえていたが声は震えていた。そんな治を見て私は
あー、今回は長いやつだ
前に治のデータを侑がまちがえて消したときは二週間以上口をきかなくて間に挟まっていた私はとても大変だった
「まーたツムがミスったん？」
治「・・・ちゃう」
「え、あいつわざとやったん？なんでまた」
それ以上は何も言わなくなった治を見て私は別に原因があるなとにらんだ。二人は喧嘩は多いが何かきっかけがなければ相手がぶち切れすることはしない。侑だったら漫画を汚す、治だったらセーブデータを消すなどこの領域はきっかけがない状態で犯しているのを私は見たことがない
たぶんどっちもしばらく折れないなこれ
そう思いながら沈黙の中歩いていた
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作者名：まう | 作成日時：2019年2月1日 21時
