捨ててくれたけど狐が狸の所にいていいんですか？ (ページ4)

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【……！？ど…どーなってんだよ…！何事もなかったみたいに…

　あの人もしかしてまた働きに戻ったのか…！？】

【耳を貫かれているようだったけど''のうみそうまあー''とは…】

「…しばし待て」

ミハイさんはそう言うとスタスタと廊下の方に歩いていった

…？なんだろうか

私もついて行くことにした

ﾄﾞﾝﾄﾞﾝｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

…ミハイさんのいた部屋からすっごい音が聞こえる

誰かいるのか？

「隠神」

「！！ミハイおいお前いいかげんに「脳を吸う蚊の怪物に心当たりはあるか？」はぁ！？蚊！！？」

隠神さんがいたんだ

…ん？なんでいるんだ？

「そりゃ蚊婆(カノンバ)だ。食欲旺盛で血だけじゃなく内臓や脳までも吸う」

『え！？それやばくない？？』

さっきも見たけど…私が戦ったら一瞬で殺されそう

「Aは行っていないのか！…ちょっと待てそんなのが相手なのか！？こら！開けろ！ミハイ！」

「なるほど。血液や内臓は吸わず脳だけを吸い殺さず生かしている。

　おそらくあの無気力な労働者たちはすでに''吸われた''後なのだろう

　少しの損傷なら脳は回復し元に戻る、自我を取り戻したら回復のサインでまた吸える

　永久機関というわけだ」

【では自殺者がいなくなったからくりは…】

「脳の損傷が原因だろう。思考できないのだから当然だな」

【電話してた社長は？】

「声を拾ったがあれはただの馬鹿だ」

『ﾌﾌｯw』

馬鹿って…

「…主犯はあの蚊の怪物だろう」

『3人も相手できる…？』

【ちょっとキツイかもな…】

【了解。ではやっつけよう】

【お前俺らの話聞いてた？3人相手はムリ!絶対!】

【人数はこちらも3人だけど】

【晶を頭数に入れんなよ。どーせさっきのでひっくり返ってんだろ、そこで】

【…】

…図星かい!