勘ぐる。 ページ4
「翔君やっほー！あれ？我が愛しの貝原さんがいないようだが」
「貝原なら翔…父さんの手伝いをしてから来る」
貝原さんは翔君のお父さん、武藤総理の秘書をしている。(名刺情報)
あの立ち振る舞いは総理の秘書ならではのものだということだ。どこまで貝原さんは私を惚れさせる気なんだろう。
「貝原とはどのくらい進んだんだ？」
「ぜーんぜん！貝原さんいまいち掴めないんだよなぁ」
そう、貝原さんは無表情な上に感情を外に出さないのでよく分からないのだ。でも私を邪険にすることはないのでまだ見限られてはいないと信じたい。
「はぁ…貝原さんが分からない」
「貝原は童貞だからな！なかなか気難しいだろう？」
は！？
「きゃ、きゃいばらしゃんが…？」
「ああ恐らく」
「うそん…」
驚きの貝原さん情報に何故それを翔君が知ってるのかなど疑問に思ってる場合ではなかった。
まさかの貝原さんがDT！過去に彼女はいたかも知れないけどその先には進んでないというのだ。こんなに嬉しいことがあるだろうか。いやない。(反語)
「あいつこないだ蔵本…じゃなくてエリカちゃんに迫られて満更でもない感じでよぉ！………あっ」
エリカちゃん？ってあのエリカちゃんだよね？
「まじか…エリカちゃん美人だもんな…敵わないわ…でもその話詳しく聞かせてもらおうか」
「Aちゃんはたくましいな！それでこそ貝原を任せられる！それでなー」
…そうこうしてるうちに講義は終わった。最近は講義中ずっと喋ってるせいで教授の話なんてろくに聞いていない気がする。周りの人うるさくてごめん。
「でそのとき貝原が」
「遅れました」
「貝原さーん！！！！！会いたかったです！！！！！」
貝原さんは私と翔君の肩に手を置き、距離を離すようにグイッと力を入れた。随分近い距離で喋っていたようだ。
「おう遅かったな！今Aちゃんにお前の話をしていたところだ！」
「そうですか、では行きましょう」
「じゃあ翔君話の続きLINEで聞かせてね〜！貝原さんもさようなら〜」
「Aさん」
「ほえ！？なんでしょうか！？」
「このあと空いてますか？」
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みひろ(プロフ) - 私は高橋一生さんが好きです！はい。謎のカミングアウトですが。私も作品を書いていたりしています。受験生なので書くことは控えてるのですが変わらず読んでます！それで何回もこの作品に目を通しています！好き過ぎて笑えます！まだ読みたいです！頑張ってください！ (2017年12月17日 1時) (
レス) id: a20e0036da (このIDを非表示/違反報告)
ぬここ(プロフ) - ふみさん» コメントありがとうございます！1~2年前に書いた作品なんですがやはり完結させたいと思ったのでまた少しずつ書いていきたいと思います(*´ｰ`*)コメントありがとうございました♪ (2017年2月25日 22時) (レス) id: eed32908aa (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 今1番好きな作品です！！貝原さん、可愛い！！！更新すごく楽しみです！ (2017年2月19日 23時) (レス) id: d937405712 (このIDを非表示/違反報告)
なお - すごく面白くて私好みでキュンキュンします！更新楽しみに待ってますね！ (2015年11月28日 11時) (レス) id: 45f92141f7 (このIDを非表示/違反報告)
みな - すごく面白いです！更新頑張って！！ (2015年10月30日 18時) (レス) id: 21a36e2240 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬここ | 作成日時：2015年9月20日 11時
