*南方へ*5* ページ17
「…A様。行きましょ、こんな奴ほっといて。」
「ちょ、またんかい!酷いやっちゃなぁ、もう。」
「その胡散臭い喋り方やめて下さい。
っていうか、それ。方言ですから。
かなり昔に使われてた方言。」
「んなもんしっとるがな。知らんとおもとったん?」
「…ウザいです。限りなく。宇宙と比べ物にならないくらいウザいです。」
「ほんまに酷いな、自分。」
「貴方にだけです。」
「認めんねんや。」
「貴方にだけです。」
うっわ、この二人怖い。
超怖い。
レイなんて死んだ目しながら受け答えしてるしね?
「もう、この人と一緒にいるだけで不快になります。
行きましょう、A様。」
グイグイとオレの服の袖を引っ張るレイ。
「ちょ、おい。引っ張んな。」
「私はA様がこんな奴に汚されるのが嫌なだけです。」
不貞腐れたように裾を引っ張り続けるレイ。
それを見ていたオデュスが。
「今帰んの…オススメしんけどなぁ…。」
「誰が信じますかそんなもん。」
「うーん……そっちのアーサーさん、かな?」
ピッ、とオレを指差す。
え?オレ?
「そー。A。」
こくっと頷き、オレの返答を煽る。
「………。」
「信じちゃダメですよ。」
「信じてーな。」
「…………。」
どうしよう。
レイの言うことを信じる、か。
でももし、オデュスが…本当のことを言ってたら?
「………オレは……。」
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作者名:茶黒猫 | 作成日時:2014年12月19日 20時