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✴︎ ページ9

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「ジェヒョクさん、ジェヒョクさん?」

yj「なあに」

「二箱…はだめです今すぐおろして下さい…せめて一箱!」

yj「ちょっと、男の力舐めないでよね」

「怪我、しちゃいますってば」

yj「しないってば」



段ボールを二箱分、重ねて持つジェヒョクさんは横から顔を覗かせて私を見る

転けてしまはないかって見てるこっちがハラハラしてならないんです……



yj「Aが診てくれるなら怪我するのもいいかも…なんて」

「冗談じゃないですよ」

yj「冷たいなぁ」



あなたが怪我したら私の寿命が縮まるというのに、拗ねたようにアヒル口になるジェヒョクさん

ぶりっ子はよして下さい…私そう甘くないですよ……



yj「でもさ、Aは毎日こんな仕事してるんでしょ…大変じゃない?」

「アイドルのみなさんに比べたら、こんなの序の口でしょう」

yj「…世渡り上手なんだね」

「よく言われます」

yj「さすがだ……かっこいいよ」



何度か頷いて感心するような顔を見せたジェヒョクさん



「ジェヒョクさん前見て下さい」

yj「バレた?」

「はい…私をあの時お使いに行かせたのがジェヒョクさんだってことも、バレてます」

yj「えっ?!」



私がそうカミングアウトしたのがいけなかったのか、驚いたジェヒョクさんはバランスを崩して体を傾ける

私の方に2段目の段ボールが落ちてくるのが分かる
あぁ…中身が壊れでもしたら終わりだ……



「…うわっ」

yj「あっ!」



身を守るように顔を背ける

頼むからクビにはならない程度で……なんて願っていた矢先目を瞑ったけど、



「…」

hs「……っやぁ!!危ないだろ?!」





yj「ヒョンっ…!ないすぅ!」

「…っはぁ」



危ない…本当に危ない…
危機一髪のところで、ヒョンソクさんの手がギリギリキャッチしてくれたみたい

クビが飛ぶところだった



hs「A大丈夫?怪我してない?」

yj「Aごめん〜…びっくりしちゃって…」

「全然大丈夫ですけど…お二人も怪我してませんか」

hs「僕は大丈夫だけど…」

yj「俺も、大丈夫!」

「…なら良かったです」



申し訳なさそうにするジェヒョクさん
いや私が驚かせたのがダメだったわけで…ジェヒョクさんは何も悪くないのに



hs「ついでだから僕も運んでくよ」

「ありがとうございます…」

yj「ありがとうヒョン」

hs「もう…危なっかしいんだから」



そう言ってズカズカ先に進むヒョンソクさん

なんだか母を思い出す…




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✴︎→←段ボール5箱



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名無し92598号(プロフ) - このお話めっちゃ好きです!続き楽しみにしてます!! (1月6日 14時) (レス) id: 01e4d13d34 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しょうが風味のけーき | 作成日時:2024年1月5日 0時

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