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✴︎ ページ3

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気まずい

マスクしてたとしても、自分の事務所のアイドルに気付かないスタッフがいるか

とてもまずいことをしたと悟った今、これからメンバー全員と会うって、人生ハードモード



「やってらんねぇ…」

「えっ?」

「あいやなんでも…」



ドヨンさんは気を遣って隣を歩いてくれているが、私はあなたの後ろを歩きたい



「…ここです!どうぞ」

「あ、すみませんありがとうございます」



ダンス室に着くと扉を開けて、私を先に入らせてくださるドヨンさん

彼は紳士なんだなと思った

がしかし、先に入るのは注目を浴びてならんということを彼は知っているのだろうか…



「失礼します〜」

「…あ、やっと来た」



ダンス室に入ると、すぐ近くにマネージャーさんがいてくれて安心した

少し注目されたものの、すぐ散った目線

これで良かった、ここまでは順調だった
とりあえずは問題なかった



「…マネヒョン」

「ん?」

「その人って(ゴニョゴニョ…」



メンバーの1人がマネージャーさんの耳元でコソコソ話を始めた時点で、終わったと思った

なんてったって、コソコソ話をしてるときの他の人の視線がもう興味そっちにいってるもん
マネージャーさん私のこと話してるって言ったもんね?

"もしかして例の人?"って聞いたんでしょ



「…おーそうだよ!天才裏方のキム、こいつ」

「待ってくださいなんて言いました」

「こいつ?」

「じゃなくて」

「天才裏方のキム…?」

「死ぬほどダサい」



天才裏方のキム……ちゃんこ鍋作ってそうな勢いの親方なんだけど



「Aさん初めましてー!」

「あ…は初めまして」

「噂のAさん…本物ですか?」

「あはい、一応…ほんも…の」



本物ですかってなに



「あ俺ヒョンソクです」



マネージャーさんに耳打ちしてた金髪の彼が、髪をかきあげながらの握手

アイドルですね



「僕ヨシです〜」

「あどうも」



本物か確かめてきたのが、ヨシさん
実家のネコ



「マネージャーさんはい、届け物…」

「お、さんきゅ」

「今日の目的はこれだけだったんで…ひとまず退散…」

「させないです」

「…ん?」

「退散、させないです^ ^」

「…ん?ん?」



手元にあった書類をマネージャーさんに押し付けて、私はここを出ようと思ってドアノブに手を伸ばしたのに

なんでかなぁ
また新しい人が私の手首掴んで離さない



「ジフンです^ ^」



さらっと挨拶してきたあなた握力なんぼ…




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マネージャーの姪です!→←✴︎



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名無し92598号(プロフ) - このお話めっちゃ好きです!続き楽しみにしてます!! (1月6日 14時) (レス) id: 01e4d13d34 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しょうが風味のけーき | 作成日時:2024年1月5日 0時

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