社屋の雑用係です！ (ページ11)

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jw「…あのー、僕ですー」

「…はい？」

yj「お？ジョンウヤ？」

jw「失礼します…あどうも」

「お疲れ様です」

yj「なんだよー」

と、遠慮気味にゆっくり開いた扉から、腰を低くしたジョンウさんが倉庫に入って来た

入り口付近にいる私にぺこっと会釈して、私もし返す

jw「ここにいるって聞いて」

yj「…こなくていいのに」

jw「ヒョン……」

yj「あー！うそうそ、うそだから」

遊びに来たのかジェヒョクさんの元に行って、一緒に倉庫を探検し始めたジョンウさん

「…お時間大丈夫なんですかー」

yj「うーんたぶーん！」

「たぶんって」

少し遠くにいたジェヒョクさんが声を張ってそう言った

その後すぐに楽しそうな声が倉庫に響き渡る
ジェヒョクさんが、ジョンウさんに教えてるみたいに「これがここに！」「こんな物が！」って言いながら

jw「ヒョン他の人も呼ぼうよ」

yj「うーんいいけど？」

jw「誰呼ぶ？サヒヒョン？」

yj「サヒは作業してるんじゃないっけ」

jw「あぁ…じゃあルト」

yj「うん、ルトなら暇してそう」

jw「じゃあけってい〜」

なんだか不憫な決まり方をしたけど、また人が来るっぽい

どんどん倉庫が賑やかになる…

yj「Aのチェック終わるまでここにいてもいい？」

「私はいいですけど…時間が許す限りですよ」

yj「ありがとう〜」

ここにいても大丈夫なのか、少々不思議だけど楽しそうにしてるから何も言えない

いつもは静かなこの倉庫も一層賑やかで、寂しくない
いつもが寂しかったわけでもないけど

そしてしばらくすると、倉庫の外から「ジェヒョギヒョン〜？ここですか？」って、きっとハルトさんだろう

yj「ルトヤーおいでー！」

hr「失礼します〜…あ、おつかれっす」

「お疲れ様です」

またそっと扉を開けた彼は、私を見て頭を下げた

hr「ヒョン俺ここ初めて入った…」

yj「俺もだよ、すごいよねここ」

hr「宝の山じゃないっすか…」

jw「ルトはYGオタクだもんな〜」

hr「すげぇアガる」

この倉庫にあるYG事務所の歴史あるものに興奮気味のハルトさんは、キラキラした目で見回る

そんなに気に入ってもらえるとは…

yj「Aの仕事場、素敵だね」

「そうですかね」

hr「最高っす」

「良かったです」

jw「また来ても良いですか？」

「私がいるときであれば…」

yj「じゃあまた行くから！絶対！」

「頻度は程々にして…」

yj「毎日！」

「ダメです」

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