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Aside




空が震えている。ふゆが警戒心をあらわにしている。

何が変なのか。この人たちは。


私には何も感じられない。




マイクを持ったままこちらを向いた冷亜は…


冷亜「さあ、人生最後のパーティを始めようか!」


冷雨「調子に乗りすぎ、冷亜。」



冷雨が冷亜の頭をペシっと叩く



冷亜「いってえ!れいら姉ー!!」


れいら「はいはい…冷雨ーー?」

冷雨「…はい姉さん。ごめん冷亜、それから姉さんが優しくて助かったな」



…何、この茶番。


れいら「…説明してあげる。この宝石はね、とある人を探しているのよ」


ダイヤを指差しながら話し始める



れいら「選ばれた子…何年ごとに何人生まれるかも不確かじゃない。

その選ばれた子じゃない人の魔力を注いでいるといつか爆発するわよ。」





「その情報に、確証は?」


れいら「冷亜の能力よ。冷雨じゃ魔力が足りないから冷亜が自分に強化して視たの。それで私が在学中にでも止めようとしてあげたのよ」


「冷亜さん、その情報は本当?」


冷亜「もちろん。俺が嘘つくわけないじゃん?」



ヘラヘラ笑いながら言う冷亜さん。



鳥肌が立った。

私の能力は、青だと真、赤だと嘘で、濃度が濃いほど邪悪な嘘として見える。


冷亜さんの言葉は真っ黒だった。もちろん、赤が行き過ぎた方の。



…空とふゆがあんなに怯えている理由がわかった気がした。



れいら「ここまで言っちゃったし私はもういいわ。…あ、そうだ。2年前のことよね?話してあげる。」



れいらさんと冷雨さんはあの”悪魔”に操られているんだ。

体がガタガタ震える。


私に気付いた冷亜さんがとんでもないほど冷たい目をしていたから。


あのひょうきんな青年は演技なのだろう。




冷亜さんの口は動いていなかったけどなぜか彼の考えていることが分かった。



全員 コロス


彼はこの場で殺し合いをさせる気だ。

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はの - めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってくだせぇ! (2019年3月13日 21時) (レス) id: c35c259743 (このIDを非表示/違反報告)
白鼬(プロフ) - そこの駄作者さん» ほんっとうにすみません…! (2019年2月21日 23時) (レス) id: 41bccf14f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:松野かほ&白鼬 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年2月21日 11時

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