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Aside



私と空とふゆで準備室に移動している時、前から優しそうな…親子だろうか?が驚いたような目をして駆け寄って来た。



「あらあら、久しぶり。空!可愛いわねーその格好。もう!全然連絡してこないんだから心配したのよ?」

「落ち着いて。文章がぐっちゃぐちゃだよ。」



あらそうかしら。と朗らかに笑う私達より5、6歳上らしい女性がそう言う。

空の姉だろうか?空からお姉さんがいるなんて聞いたことはないけどそもそもあまり自分のことを話したがらない子だし。



空「お、義母さん?!どうしてここに?」


Aandふゆ「おかあさん?!?!」


「あらま。紹介が遅れちゃったわね。初めまして、空の義母ですー」

「空の義父です。いつも空と仲良くしてくれてありがとうね。」


ふゆ「いっいえいえこちらこそ空にはいつも助けられていて…」



頭を下げられ、あわあわとこちらも下げ返す。


「ねえ、空はどこかでお茶していく?私達は先に行って準備してるから」



久しぶりに会えたんだから親子水入らずで楽しみたいだろう。

そう思って言ったのだが空の顔はあまり晴れていない。



空「…まだ充分時間あるしみんなで行こ。」


ふゆ「え?…空のご両親がよろしければ、私は良いけど……」



空のご両親は顔を見合わせ、少し寂しげに笑ってからじゃあみんなで行きましょう。と言った。





入ったのは、柔道部の運営する飲食店。


顔に似合わず優しそうなBクラスの男子が長居しても構わないと言ってくれたのでそこに決めたのだ。


机には巨大餃子に、チャーハンに、飲茶が。


私たちが入った瞬間、厨房の奥の方で歓声が上がったことはスルーした方が良いやつだ。




「それで…Aさん、ふゆさん、空はいつも学校でどういう感じなの?空ったらなんも話してくれなくて…」


珍しくむっつり黙った空を気にしつつ、私たちはいろいろなことを話した。

もちろん、不安になるようなものは避けたが。


そうしつつちぐはぐな会話は終わり、微妙な雰囲気のまま店を出た


「このあとミスコンもあるので是非是非お越しになって下さい。明日も私たち生徒会員が歌う(らしい)ので、そちらももしよろしければ。聞いた話ですとかなりの盛り上がりになるようですよ。」


ふゆが、Sクラス代表のミスコン出場者はこの子なんですよ。と余計なことを付け加えるのでこっそり彼女の肉をつねりつつ、準備室へと向かった

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はの - めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってくだせぇ! (2019年3月13日 21時) (レス) id: c35c259743 (このIDを非表示/違反報告)
白鼬(プロフ) - そこの駄作者さん» ほんっとうにすみません…! (2019年2月21日 23時) (レス) id: 41bccf14f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:松野かほ&白鼬 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年2月21日 11時

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