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Aside




空「「終わったあああああああああ!」」



控え室にてそう叫ぶ。



途中から私とクプラさんの衣服を交換していたので私は今ズボン姿だ。


ふわふわと広がったスカートは可愛いしテンションも上がるけどやっぱりズボンの方が動きやすい。それにこの格好でいると女子たちが喜んでくれるのだ。(なぜか)


クプラさんがメイド服を着ていると、歓声を受けるのでいい感じなのでは。と思ったが本人の落胆ぶりを見るにストレスは半端ないらしい。




10秒くらいみんなが骸になったところでポツリと誰かが呟いた


「…よし。遊ぶか」


みんな重たい腰を上げてのろのろと歩く。

休憩時間にこの衣装を脱げるならともかく宣伝用として誰か1人はプラカードを首にかけながら、この格好で移動しないといけないのだ。



控室から出て、沢山の人でごった返してる廊下を進んで行く。


数名が苛立ったように見てくるが私たちの耳についている生徒会役員を示すイヤリングを見ると血相を変えてささっと譲ってくれる。

若干の居心地の悪さを感じながら校内から出た。


ここに来るまで誰も声をかけられる。もといナンパされなかったのは主にこのイヤリングの効果が強い。

この学校は能力者たちが集う学校。しかも生徒会役員はその中でも上位の能力を使える者達だらけなのだ。
そんな人たちに声をかけるなんてよっぽどの馬鹿か、よっぽど自分に自信がある人だけだろう。

なにせ、少しでも機嫌を損なわせれば腕一本持って行かれてもおかしくはないのだ。勿論しないけど。



部外者がなぜそういう暗黙の了承を心得ているかというと、生徒会役員は義務として、警備官のような役目も果たさないといけないから、パンフレットにも生徒会役員は指定のイヤリングをつけている。等の事が書かれているからだ。

まぁそんなの誰も求めてないし誰も実行してないのでぶっちゃけやるつもりはさらさら無いのだが



だが名目上、一応ばらけておかないとこんな固まって動いていたら風紀委員や先生達に何を言われるか分からないのでふたグループに分けて行動することになっている。

今回のグループ分けとしては

グループ1
・A
・あるふぁきゅん
・クプラ
・空
・さとみ

グループ2
・かほ
・ジェル
・96猫
・ふゆ

となっている。

いつもと少し違うメンバーになったのは、当然それぞれお互いに仲良くなる…もとい、信用できるかどうかを確かめるためだ。


全員が全員濃いメンバーなので毎回思うが…

面倒ごとだけは起こさないで欲しい。切実に。

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はの - めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってくだせぇ! (2019年3月13日 21時) (レス) id: c35c259743 (このIDを非表示/違反報告)
白鼬(プロフ) - そこの駄作者さん» ほんっとうにすみません…! (2019年2月21日 23時) (レス) id: 41bccf14f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:松野かほ&白鼬 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年2月21日 11時

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