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Aside
空「もー!かほはいっっっっっっつも勝手なんだから!」
ぷりぷり怒りながらポテチを飲み物のように流し込む空。
あるふ「ほんとだよ!…そんなに私たちは信用ないの?」
濃い紫色のショートカットをかき上げながら空に賛同するも、少し小さな声でそう付け足すあるふぁきゅん。
口には出さないけどみんな同じ気持ちだろう。
でもこれはかほが悪いんじゃなくて私たちが頼りないせい。私たちはかほに心から信頼されるほど心を打ち明けてもらっていないのだ。
ふゆ「…ね、文化祭さ、かほ連れ回そうよ」
ひっそりとふゆが言い出す。目の前にあるポッキーは1つも手が付けられていない
96「いいな!…かほがいない今予定を決めるべきなんやろうけど……」
小さな牙の跡がある特大バーガーをお皿に戻し、96ちゃんが考え込む
ふゆ「私、覚えてるよ〜」
ジェル「まじで?!一言一句?!」
ふゆ「一言一句時から分まで。」
ふゆのアイカメラと言うのは本当に使い勝手が良い。
ふゆは呼び寄せたNPCのウエイトレスさんから紙とペンを借りてそこにサラサラ書き始めた
クプラ「ここの劇良くないか?」
空「確かに!あっでもこのクラスの体力判定も行ってみたいぃいいい!」
96「わしはやだ!」
「高跳びとかあるだろうしね〜」
体力判定に唯一難色を示す96ちゃんのサポートをしてあげると首がもげそうな勢いで頷く。
ワイワイと話し合っている中、私は話の輪に入らずにこそこそと話しているふゆとジェルくんに気がつかなかった
.
…もしあの時気付いていれば、彼女の苦痛も和らげてあげれたのに。
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はの - めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってくだせぇ! (2019年3月13日 21時) (レス) id: c35c259743 (このIDを非表示/違反報告)
白鼬(プロフ) - そこの駄作者さん» ほんっとうにすみません…! (2019年2月21日 23時) (レス) id: 41bccf14f4 (このIDを非表示/違反報告)
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