検索窓
今日:10 hit、昨日:4 hit、合計:19,889 hit

91 ページ16

Aside



空「つっかれたぁ〜」


と、みんなへの労いもそこそこに空は宙にふよふよ浮かんでいる透明で水色の近未来的な机に突っ伏した


ここは決着が着いた人達が転送される広場みたいな所で、中心には大きなスクリーンがあってそこにはまだ戦ってる人たちの姿がリアルタイムで映し出される


まふまふさんのお父さんが張り切ったのか理事長が張り切ったのかは分からないがこの空間では電子マネーを払えば基本甘味もガッツリ系もなんでも出てくる

しかもカロリーはゼロという夢の世界。Sクラスは小さめのパフェを無料で配られ、宙に浮かぶ近未来的な机と椅子付きという至り尽くせり。

そんな状況下でもSクラスの人たちが調子に乗らないのは自惚れない賢さがあるからだろう。

その代わり、Aから下は格差社会の濃縮バージョンという感じだ。


96「それでさーなんでジェル君はここにいんの?」




ふゆ「スパイごっこなんてしてたら捻りますよ?まあスパイにしては準備も何もなく来たみたいですけど。」


空「違うよふゆ!畳むんだよ二つ折り!」


この2人が云うと割とシャレになんないからやめてほしい。切実に。



ジェル「可愛い顔しておっそろしい事言うなぁそこの2人…」


ふゆも無理やり男性と会わせてたら恐怖症も薄れて来ている気がする。

初めの頃は捨てられた小犬のような目をしてたけど…



かほ「うきゃきゃきゃきゃっジェルくん言われてやんのー!



ジェル「悪魔かお前は!

…俺は自分の意思でかほを、クプラ達を信じたいって思ったから来た」



あるふ「…Aちゃん」



コクリと頷き、イエローカルセドニーでさっきの言葉の真意を図る

…青色。敵意無し。嘘も無し。力になりたいと思ってる人のオーラ




私は改めてジェルさんを向き、ニコッと笑う


それだけでみんなも察したみたいで、それぞれ戦闘態勢を解いてリラックスし始めた





〜〜〜
そらるside


れいらの言葉は…本当なのだろうか



かほの目も空さんの目も椎名さんの目も、もちろんAさんの目も。


昔の自分たちを見ているかのようにそっくりな目をしていた


どこまでもどこまでも友人、仲間を信じ抜く目。覚悟を決めていた目




………もし、もし俺たちが間違っていて、かほは何もやってなかったら?

考えるだけでも恐ろしい。





.








.
…もう、〇〇たちのような失敗はしたくない。許されない。


……なんで俺を置いて逝ったんだよ…なんで、こんな重要なことを俺に託したんだよ…








.





千秋。

92→←90! ネタばかり



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.9/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
35人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , 潰し , 合作
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はの - めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってくだせぇ! (2019年3月13日 21時) (レス) id: c35c259743 (このIDを非表示/違反報告)
白鼬(プロフ) - そこの駄作者さん» ほんっとうにすみません…! (2019年2月21日 23時) (レス) id: 41bccf14f4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:松野かほ&白鼬 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年2月21日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。