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マホトを残し、部屋から出てリビングへ行くとカワグチがニヤニヤと笑いながらソファに座っていた。
ジ「不機嫌だったでしょ」
「はぁぁ……めっちゃ怖かった…」
ジ「Aが俺に連れられてここに来たっていうのはアイツにとって相当痛手だと思うよ」
「これ…関係悪くなってない?」
ジ「大丈夫だよ。マホトはそのうち冷静になってこっち来るよ」
「…そうかな」
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それから1時間、カワグチと他愛もない話をしていると2階から降りて来る足音が聞こえて来た。
リビングへやって来たのはさっきより随分凛とした顔をしたマホトだった。
マ「A、ちょっと、散歩しよ」
「あ、…うん」
それだけ告げて玄関へ向かうマホト。
ふとカワグチに視線を移すと、何も言わず頷いて言葉のない「いってらっしゃい」で見送ってくれた。
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外に出ると夜の風が少し、寒かった。
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作者名:Kapo. | 作成日時:2017年7月4日 17時