懐かしい客 ページ15
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「いらっしゃい。そろそろ来る頃だと思ってたよ」
チョーシ堂に来ると、相変わらず穏やかな笑みを浮かべて
見せてくれる店主がケータ達を迎え入れてくれる。
「「こんにちは!」」
「ん?今日は見慣れないお仲間を連れているな。新しい友達か?」
同じく店の中に入った神楽は、何となく辺りを見渡していたが
店主に視線を向けられたのを感じ、目を合わせた。
彼女からは妖気が感じ取れないため、人間だとすぐに理解出来た店主だったが
暫くすると、何かを思い出したかのように驚いて目を見開いた。
「友達、なのかな?神楽さんっていうんだけど……どうしたの、おじいさん?」
彼女を紹介しようとしたケータも、
改めて店主の様子を見て首を傾げさせた。
「……お前さん、まさか……神楽か……?」
「えっ?」
店主の声に真っ先に反応したのは、ケータだった。
フミも思わず彼女を見上げるが、
相変わらず神楽の様子は凛と身構えたまま変わらない。
「……お元気そうで何よりです、おじいさん」
「「……ええっ!?」」
そこ反応するところなの、と目を見開くケータとフミ。
一方で、店主は何度も頷きながら、懐かしむ様子で話を始める。
「そうか……その顔つき、どこかで見覚えがあると思ったが……」
「十年経ってもお変わり有りませんね」
「ワシはいつでも元気じゃぞ!」
彼らからしたら感動の再会である筈だが、
神楽と井戸端会議をしているようにしか見えない。
「……結局、神楽さんって何者なの……!?」
「元々、私も妖怪ウォッチの強化でお世話になっていたので、おじいさんとも知り合いなんですよ」
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花の巫女(プロフ) - 寝高麗☆とらじろーさん» コメントありがとうございます!ケータといつも一緒にいるのがジバニャンなので、有りです。 (2018年8月12日 17時) (レス) id: a6d70f2405 (このIDを非表示/違反報告)
寝高麗☆とらじろー - フミちゃんの妖怪、コマさんはどうですか? ←パートナー説があるので。 (2018年8月12日 15時) (携帯から) (レス) id: e5ef8f5494 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花の巫女 | 作成日時:2018年7月30日 21時