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#23 ページ24

「お前〜…はは!!」



ドアの向こうで話し声が過ぎ去っていくのが聞こえるのと共に、私の心臓の音かそれとも五色の心臓の音なのか脈打つ音が顔まで伝わってくる




「てて…」





「五色、大丈夫?」




倒れ込む体制で部屋に入ったため、五色の上に乗っかっている状況だ


いや、恥ずかしいなこの体制、最近太ったまんまで五色も重いだろうしとりあえずのくか





「先輩」






「あ、ごめん今のくから」





早くどけというコールかと思い、身を上げようとした瞬間、五色の手が背中に回る




「ちょ、五色?」





「しばらく、このままでお願いします」





「はぁ!?重いでしょ、どくよ」





ふいに会話の途中で五色の胸元に引き寄せられる





「しばらく、このままで」





押し付けられた胸板からは心臓の音が直接聞こえてきてなんだか心地よかった


「…分かった」


「ありがとうございます」



「なんで五色がお礼言うの」



「お願い聞いてもらったんで」



「ふーん、そう」


他愛もない会話をしているけど、本当は緊張していて地味に何を話したらいいのかわからない


でも、なんか、落ち着く






「先輩」



「なに」









「俺、もっと先輩の側にいたいんです









例えば朝練の時とか、帰りとか、









ほかの先輩ばっかじゃなくて


…俺にももっと構ってください」








自分の感情を淡々と説明していく五色
何を言い出すのかと思いきや、なんだか拗ねている子供みたいで可愛かった



「ちゅとむは甘え期なの?」


「ちゅ、ちゅとむって馬鹿にしないでください!!」



「よしよし」



五色の頭をさわさわと撫でる



なんかわんこみたい

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ココナッツバター(プロフ) - 最後の人誰!?気になる!! (2018年5月1日 21時) (レス) id: 885a23ce72 (このIDを非表示/違反報告)
サボり魔ダメエース← - ご、ご、五色!!もしかして君す、す、す、あ、あの女子のベタな二文字のワードを言おうと、、、!?てか最後めっちゃ気になるやんっ!!!!連載楽しみにしてます!!! (2018年4月24日 2時) (レス) id: b5bf8345be (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 26話目が25話になってますよ。 (2018年3月31日 0時) (レス) id: c78a9b32ff (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 五色回嬉しいです... (2018年3月27日 2時) (レス) id: cddbb2afa3 (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - ここでまさかの五色くんッッッッ! (2018年3月17日 21時) (レス) id: 3dad58bb65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花 | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年3月7日 2時

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