全員、獣【白鳥沢】

#20 ページ21

「体調が悪くてミスをするなら休め」



「すみませんでした…」



カラララと音を出して部屋から出る




このクソ野郎共〜！！！
と、大声を出して怒鳴り散らかしたい気分だった







自分の頭をゴンと壁にぶつける





「遊び半分ならこんなことしないでよ…」






自分でも勝手なことは分かっている


彼等のただのいたずらに対してこんな風な反応をすることがダメなんだと



私が意識しすぎているだけだと




でもだってしょうがないじゃんあんな風に接されたら誰だってさ〜〜！！！！！！

あんのイケメン野郎共、そんなにいじりたきゃお互いをいじれっての！！！！


それか皆女でも作ればいいのに、簡単でしょその美貌活用しなさいよ！！！！


私なんかで遊ばずに彼女作りなさいよ…


でも彼女出来たらやだなあ

こんな考えがビッチなんでしょ。分かってるよ



もやもやとした気持ちとは裏腹に体は素直で目から大粒の涙が出てくる。



どうすりゃいいんだよ〜〜〜！！！！！！





.





「先輩？」



声でハッとする



「五色…？」

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