第63話 ページ18
リビングに行き、
キッチンの前を通ると
食器で溢れていたシンクは
綺麗になっていた
…とも、洗ってくれてたんだ
…ごめんね。
ありがとう。
ともは、テーブルに突っ伏して
眠っていた
なんとなく、ぼーっと
ともの寝顔を見つめる
…綺麗な寝顔
さらさらの、黒髪は
光に照らされて
長いまつげが、そっと揺れる
整った顔立ちと
大きな背中は
規則正しく、寝息を立ててる
隣に座って
ともの髪を撫でる
…私の、今の状況を
人に話したら、どうなるんだろう
心が開放されるのかな
自由になれるのかな
それとも、軽蔑されるだけ?
人には決して話せない。
でも、誰かに話したい。
自分が悪いのに
心を蝕んでるのは、自分なのに
自分で自分の首を絞めてるだけなのに
なんで、
なんでなんで、
苦しいよ
もう、消えてしまいたい。
夜の闇に、染まってしまいたい
我慢してたはずなのに
勝手に、涙が溢れ出す
泣くのは卑怯なのに。
泣くのは弱いことなのに。
なんで、
涙が溢れてくるの、
自分が分かんないよ、
いくつも溢れ落ちる涙は
自分の手の上に、落ちていく
「…ともっ、」
いつしか、
私の心は、貴方でいっぱいになってしまった
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ホッとココア(プロフ) - 漣さん» 漣さん、コメントありがとうございます。とても嬉しいです(;_;)これからも頑張ります。応援してくださり、本当にありがとうございます(;_;)これからも読んでくださると嬉しいです! (2018年1月6日 14時) (レス) id: 03aab38a7b (このIDを非表示/違反報告)
漣(プロフ) - いつも楽しみに読ませていただいてます!評価を1回しか押せないのが歯痒いくらい素敵な作品で、続きまだかなーなんてそわそわしてます笑これからも応援してます! (2018年1月4日 23時) (レス) id: 5c30d3d3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホッとココア | 作成日時:2017年11月12日 21時