検索窓
今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:20,307 hit

第57話 ページ11

Aside







「もういい?」





後ろから、

目隠しをされてて


目の前が真っ暗





景色は見えなくても

大きくて、温かい手が


目の上に優しく触れて




それだけで、安心できる







そっと手が離れて




『…開けてええよ』


その声を聴いて

目を開けて





太陽の光に、目を細める






「うわあ、綺麗…!」






目の前に広がっていたのは

綺麗な青色の海だった





隣にいる ともを見上げれば


少し目を細めて、

優しく笑う






海が見たい


最近、そう思っていたから


偶然だとしても

私と、ともの考えが繋がっていたのが

嬉しかった






でも、異様に周りが静かで。





「静かな場所だね、」


なんとなく、そう言うと





" 此処には

俺とAしか、おらへんよ "



ともは

真っ直ぐに前を向いたまま





「そうなの、?」





ふたりだけの世界

そんな言葉が似合うような場面





ともは、私を見下ろして

柔らかく微笑んだ





心臓が、大きく高鳴る






「いつも、

ふたりでいるけどね」




こんな事を言う私は

可愛げないかな??



照れてしまってることに、

どうか気づいて






そう思って

隣のともを見上げると



さっきとは違って

険しい表情をしていた








『…これ、言っていいか

分からへんけど』




ともは、隣にいる私を見下ろす





『最近、視線を感じる』








視線…?

どういうこと、?

第58話→←作者より。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
104人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ホッとココア(プロフ) - 漣さん» 漣さん、コメントありがとうございます。とても嬉しいです(;_;)これからも頑張ります。応援してくださり、本当にありがとうございます(;_;)これからも読んでくださると嬉しいです! (2018年1月6日 14時) (レス) id: 03aab38a7b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも楽しみに読ませていただいてます!評価を1回しか押せないのが歯痒いくらい素敵な作品で、続きまだかなーなんてそわそわしてます笑これからも応援してます! (2018年1月4日 23時) (レス) id: 5c30d3d3e3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ホッとココア | 作成日時:2017年11月12日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。