第57話 ページ11
Aside
「もういい?」
後ろから、
目隠しをされてて
目の前が真っ暗
景色は見えなくても
大きくて、温かい手が
目の上に優しく触れて
それだけで、安心できる
そっと手が離れて
『…開けてええよ』
その声を聴いて
目を開けて
太陽の光に、目を細める
「うわあ、綺麗…!」
目の前に広がっていたのは
綺麗な青色の海だった
隣にいる ともを見上げれば
少し目を細めて、
優しく笑う
海が見たい
最近、そう思っていたから
偶然だとしても
私と、ともの考えが繋がっていたのが
嬉しかった
でも、異様に周りが静かで。
「静かな場所だね、」
なんとなく、そう言うと
" 此処には
俺とAしか、おらへんよ "
ともは
真っ直ぐに前を向いたまま
「そうなの、?」
ふたりだけの世界
そんな言葉が似合うような場面
ともは、私を見下ろして
柔らかく微笑んだ
心臓が、大きく高鳴る
「いつも、
ふたりでいるけどね」
こんな事を言う私は
可愛げないかな??
照れてしまってることに、
どうか気づいて
そう思って
隣のともを見上げると
さっきとは違って
険しい表情をしていた
『…これ、言っていいか
分からへんけど』
ともは、隣にいる私を見下ろす
『最近、視線を感じる』
視線…?
どういうこと、?
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ホッとココア(プロフ) - 漣さん» 漣さん、コメントありがとうございます。とても嬉しいです(;_;)これからも頑張ります。応援してくださり、本当にありがとうございます(;_;)これからも読んでくださると嬉しいです! (2018年1月6日 14時) (レス) id: 03aab38a7b (このIDを非表示/違反報告)
漣(プロフ) - いつも楽しみに読ませていただいてます!評価を1回しか押せないのが歯痒いくらい素敵な作品で、続きまだかなーなんてそわそわしてます笑これからも応援してます! (2018年1月4日 23時) (レス) id: 5c30d3d3e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホッとココア | 作成日時:2017年11月12日 21時