第200話 ページ8
保健室に入ると
しげは、ベッドに横たわった
私が
ベッドの横にある 椅子に座ると
しげは、私から顔を背けた
小さい子どもみたいに
軽く口を尖らせてる
「しげ、？」
冷えぴたを、しげのおでこに貼って
しげの顔を 覗き込む
なかなか 目を合わせてくれない
そして
しげは、ゆっくりと口を開いた
『…自分が弱ってるとこ
あんまり 見せたくないねん、』
そう言う しげを見て
思わず笑みがこぼれる
「意地 張らないの。
今は体調が悪いんだから
休むことだけ考えて、」
そう言うと、しげは
" …分かった " と呟いた
意地っ張りだけど
素直さはあるんだよなあ、
熱を測ると
38度もあった
「いつから
体調 悪くなったの...？」
『…3日前ぐらいから、やな…』
そう答えるしげに
思わず目を見開いた
3日前のしげは
体調が悪くなったなんて
全然、感じさせなかった
いつも通りだったと思ったけど
その時には、
既にしげは 辛かったんだ
「…気づかなくて、ごめんね」
そう言うと、
しげは私を見上げた
『…謝らんといて。
自分で 隠しとっただけやから、』
しげは、
" もたへんかったなあ 、体力 " と
無理して笑いながら 呟いた
こんなに熱があるんだもん
体力なんて、もつわけないよ
心の中で しげに返した
「…無理 しないでね。」
しげの おでこの
冷えぴたを貼り替える
しげは
" 分かった " と呟いた
ストーブで温まった部屋は
空気が悪くて。
少しだけ窓を開けて
換気をする
相変わらず、
しげは 苦しそうに息をする
…のどが乾いたのかもしれない
「私、なんか飲み物
買ってくるね」
そう言って
椅子から立ち上がり、歩きだそうとした
その時
グイッ
「えっ、」
しげに 腕を掴まれた
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ホッとココア(プロフ) - まなさん» まなさん、ありがとうございます！(;_;)そんな風に言っていただけたのは初めてなので本当に嬉しいです…！！(;_;)幸せです！(;_;)本当にありがとうございます！！(;_;)これからも頑張ります！！ (2017年6月11日 19時) (
レス) id: ea9e8bfa14 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - ホッとココアさん» ホッとココアさんの文章の世界観や登場人物のキャラクターがすごく大好きです！これからも応援してます！ (2017年6月11日 18時) (レス) id: a5a8ad6bb7 (このIDを非表示/違反報告)
ホッとココア(プロフ) - あんずさん» あんずさん、ありがとうございます！！(;_;)キュンキュンしていただけて、本当に嬉しいです…！！続編書きます！！本当にありがとうございます(;_;)！ (2017年6月11日 18時) (レス) id: ea9e8bfa14 (このIDを非表示/違反報告)
ホッとココア(プロフ) - はちさん» はちさん、ありがとうございます！(;_;)続編書きます！！本当にありがとうございます(;_;)！！ (2017年6月11日 18時) (レス) id: ea9e8bfa14 (このIDを非表示/違反報告)
ホッとココア(プロフ) - まなさん» まなさん、ありがとうございます！！(;_;)深く読んでくださり、本当に嬉しいです…！(;_;)続編書きます！！本当にありがとうございます！(;_;) (2017年6月11日 18時) (レス) id: ea9e8bfa14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ホッとココア | 作成日時：2017年5月7日 21時
