第219話 ページ27
真っ白なマフラーに
顔を埋めながら歩く
いつもの
木のトンネルには
白い雪がたくさん積もっていて
木々を見上げながら歩いてると
自分の白い息が
すぐ目の前にある
雪に滑らないように
ローファーを履いた足に
一歩一歩、力を入れながら歩く
地面に積もっている雪
その上を歩くと
冷たくて、ふわふわしていた
4〜5人くらいの小学生が
雪だ！と叫びながら
元気よく走り回る
そんな様子を見て、思わず笑顔になった
どれだけ寒くても
手足の感覚が無くても
雪を見てると、
温かい気持ちになるから 不思議。
そんな風に思いながら
歩いていると、すぐに学校に着いた
校門を通り抜ける
校庭は、相変わらず
真っ白に染まってる
自転車で走ってる男子も
集団で歩く女子も
みんな、
降り積もる雪を見て 笑顔になる
玄関に入って、
靴を履き換えて 階段を登った
" 雪降ってるね！ "
" めっちゃ綺麗！ "
みんな、話してるのはこの事。
しばらく階段を登って
教室に着くと
黒板に、先生の文字で
" 今日は特別に校庭開放！！
みんな、好きなだけ遊んでいいぞ！
但し怪我はしないように！ "
と、走り書きで書いてあった
そのすぐ下に、
また先生の文字で小さく書いてある
" ちなみに先生も遊んできます "
その文字を見て、また笑顔になる
ガラガラッ
ドアが開いた
ふと、視線をずらすと
しげが立っていた
しげは、私の顔を見るなり
笑顔になって
こっちに駆け寄ってきた
「おはよ！」
そう言うと、
鼻を赤くしたしげが
" おはよ！ " と無邪気に笑って言った
しげの温かい手が
私の手を握る
『行こか、』
しげが、優しく笑った
私が頷いたのと同じタイミングで
しげは、走り出した
走るスピードも、歩幅も
しげの方がずっと速くて、広いのに
私に合わせながら走ってくれてる
そんなしげの優しさに
また心が温かくなった
しげに手を引かれながら、階段を降りる
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ホッとココア(プロフ) - まなさん» まなさん、ありがとうございます！(;_;)そんな風に言っていただけたのは初めてなので本当に嬉しいです…！！(;_;)幸せです！(;_;)本当にありがとうございます！！(;_;)これからも頑張ります！！ (2017年6月11日 19時) (
レス) id: ea9e8bfa14 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - ホッとココアさん» ホッとココアさんの文章の世界観や登場人物のキャラクターがすごく大好きです！これからも応援してます！ (2017年6月11日 18時) (レス) id: a5a8ad6bb7 (このIDを非表示/違反報告)
ホッとココア(プロフ) - あんずさん» あんずさん、ありがとうございます！！(;_;)キュンキュンしていただけて、本当に嬉しいです…！！続編書きます！！本当にありがとうございます(;_;)！ (2017年6月11日 18時) (レス) id: ea9e8bfa14 (このIDを非表示/違反報告)
ホッとココア(プロフ) - はちさん» はちさん、ありがとうございます！(;_;)続編書きます！！本当にありがとうございます(;_;)！！ (2017年6月11日 18時) (レス) id: ea9e8bfa14 (このIDを非表示/違反報告)
ホッとココア(プロフ) - まなさん» まなさん、ありがとうございます！！(;_;)深く読んでくださり、本当に嬉しいです…！(;_;)続編書きます！！本当にありがとうございます！(;_;) (2017年6月11日 18時) (レス) id: ea9e8bfa14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ホッとココア | 作成日時：2017年5月7日 21時
