第194話 ページ2
11月 中旬
オレンジ色と黄色に 染まっていた木々には
もう、何も実っていなかった
冷たく吹く北風は
どこか、寂しさを感じさせていて。
街ゆく人たちは
みんな、マフラーに顔を埋めて
下を向いて歩いてる
学校では
生徒の、ほぼ全員が 冬服になった
教室から、眺める景色も
あまりに殺風景で
窓を開けても、
冷たい風が 入ってくるだけだった
あまりの寒さに、
両手を擦りながら
自分の席に座っていると
ガラガラッ
教室のドアが開いた
『A〜！』
名前を呼ばれて
ドアの方に目を向けると
そこに立っていたのは
望と流星だった
望は、ニコって笑いながら
手招きをする
思わず、私も笑顔になる
ふたりのもとに駆け寄る
『おはよ、』
流星が、優しく微笑みながら
また私の頭に ぽんっと手を置く
「おはよう、」
そう言うと
隣にいた望が、
寒さに 背中を丸めながら
横歩きで、距離を縮めてくる
「ん、？」
何をするのかと思ったら
望は、
" 寒いわあ、 " と言いながら
私にぴったりと くっついた
『こうすれば、
俺もAも 温かいやんな、』
ニヤッと笑いながら、望が言う
でも、そんな表情でさえも
可愛いなあって思うのは
望だからかもしれない。
それに、確かに 望は温かかった
そんな私と望をみて
流星も、無言で 私にくっついた
望と流星に、
挟まれるような状態になる
私は、真ん中だから
1番 温かい
『あ、これだけを
しに来たんちゃうで？』
望は、まだ 私にくっついている
そして、流星が口を開く
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 460人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ホッとココア(プロフ) - まなさん» まなさん、ありがとうございます！(;_;)そんな風に言っていただけたのは初めてなので本当に嬉しいです…！！(;_;)幸せです！(;_;)本当にありがとうございます！！(;_;)これからも頑張ります！！ (2017年6月11日 19時) (
レス) id: ea9e8bfa14 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - ホッとココアさん» ホッとココアさんの文章の世界観や登場人物のキャラクターがすごく大好きです！これからも応援してます！ (2017年6月11日 18時) (レス) id: a5a8ad6bb7 (このIDを非表示/違反報告)
ホッとココア(プロフ) - あんずさん» あんずさん、ありがとうございます！！(;_;)キュンキュンしていただけて、本当に嬉しいです…！！続編書きます！！本当にありがとうございます(;_;)！ (2017年6月11日 18時) (レス) id: ea9e8bfa14 (このIDを非表示/違反報告)
ホッとココア(プロフ) - はちさん» はちさん、ありがとうございます！(;_;)続編書きます！！本当にありがとうございます(;_;)！！ (2017年6月11日 18時) (レス) id: ea9e8bfa14 (このIDを非表示/違反報告)
ホッとココア(プロフ) - まなさん» まなさん、ありがとうございます！！(;_;)深く読んでくださり、本当に嬉しいです…！(;_;)続編書きます！！本当にありがとうございます！(;_;) (2017年6月11日 18時) (レス) id: ea9e8bfa14 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ホッとココア | 作成日時：2017年5月7日 21時
