第152話 ページ8
病室に戻るときょもさんが
さっきのふたりのやり取りを思い浮かべてる
私の様子を見て
何かに気付いたように微笑んだ
『丁度いい距離感なんだ、
俺と北斗』
「そうなんですね、」
『…もしかして、心配してくれたの？』
きょもさんは
コートを羽織りながら 少しだけ首を傾げた
「あ、はい」
図星だった
きょもさんは
俯く私に歩み寄って
その 白くて綺麗な手を ゆっくりと私へ伸ばす
私の目線に合わせて、背中を曲げた彼
ベージュのコートの裾が
少しだけ揺れる
え？
なんて思って 顔を上げると
きょもさんの手が
私の頭を ぽんぽん、と優しく撫でた
ガラス玉のような目に
真っ直ぐ 見つめられて
吸い込まれていくような気持ちになる
『ありがとね、Aちゃん』
そう言って貰えたのが嬉しくて
思わず笑顔になると
そんな私を見て
きょもさんが 頬を赤く染めながら
同じように笑顔になった
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あひる(プロフ) - もうしばらく経ってしまいましたね、叶わないと思いますが、更新楽しみにしています^^ (2021年11月4日 12時) (
レス) id: 997a66d8e1 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - 初めましてm(*_ _)mかすたーどさんの作品、大好きです。更新お待ちしております！頑張ってください (2020年10月18日 19時) (レス) id: 736362cb74 (このIDを非表示/違反報告)
笑恋(プロフ) - 更新待ってます！応援してます！ (2020年2月2日 23時) (レス) id: 2cd5069c97 (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど(プロフ) - MARIさん» MARIさん、コメントありがとうございます（＾ν＾）感想を詳しく書いて頂き、ありがとうございます。とても嬉しいです。これからも頑張ります。 (2020年1月6日 0時) (レス) id: 3699b50fbb (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - あけましておめでとうございます！続きが読めて嬉しいですー！北斗君のクールだけどすごい優しい感じ大好きです！刑事物大好物なので読んでてすごく楽しいです★続き楽しみにしています！ (2020年1月3日 23時) (レス) id: de6259910f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かすたーど | 作成日時：2019年12月8日 22時
