第146話 ページ2
高地さんが病室を後にしてから
隣に居たきょもさんは
" 行こっか " と私を見下ろす
私が頷いたのを見て
きょもさんは手を差し出してくれた
その真っ白で綺麗な手をそっと握ると
少し冷たくて
冷え性なのかな？と何となく思った
「きょもさん
鞄とか大丈夫ですか？」
『うん、大丈夫だよ
また戻ってくるから』
点滴スタンドを持ち
きょもさんの手を借りながら
病院の廊下をゆっくりと歩き始める
冬にしては
暖かくて 10月くらいの気温。
丁度 窓から射し込んだ陽の光が
きょもさんを柔らかく照らして
透き通るように光る金髪と
少しだけ眩しそうに目を細める彼は
どこか儚くて 天使みたいだった
そんな姿を
思わずぼーっと見上げてると
きょもさんは 私の視線に気づいたのか
伏し目がちに 私を見下ろした
『ん？』
「あ、あの」
『…何か、付いてる？』
きょもさんは
ちょっと気にするような素振りを見せた
「いえ、何にも付いてないです、」
そう言うと
" よかった " と少し微笑んだ
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あひる(プロフ) - もうしばらく経ってしまいましたね、叶わないと思いますが、更新楽しみにしています^^ (2021年11月4日 12時) (
レス) id: 997a66d8e1 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん(プロフ) - 初めましてm(*_ _)mかすたーどさんの作品、大好きです。更新お待ちしております！頑張ってください (2020年10月18日 19時) (レス) id: 736362cb74 (このIDを非表示/違反報告)
笑恋(プロフ) - 更新待ってます！応援してます！ (2020年2月2日 23時) (レス) id: 2cd5069c97 (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど(プロフ) - MARIさん» MARIさん、コメントありがとうございます（＾ν＾）感想を詳しく書いて頂き、ありがとうございます。とても嬉しいです。これからも頑張ります。 (2020年1月6日 0時) (レス) id: 3699b50fbb (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - あけましておめでとうございます！続きが読めて嬉しいですー！北斗君のクールだけどすごい優しい感じ大好きです！刑事物大好物なので読んでてすごく楽しいです★続き楽しみにしています！ (2020年1月3日 23時) (レス) id: de6259910f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かすたーど | 作成日時：2019年12月8日 22時
