特別不革命 (ページ7)

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Ⅵ ページ7

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ys「ねぇA〜」

ys「これから飲み行くけどどうする？」

ys「来る？来ない？」

午後5時に針が刺したとき

周りの男らはそそくさと「よし飲もう！」と張り切って退勤していく

あれ？私のデスクの上にはこんなに資料が…

なぁぜなぁz、

ys「来るよね！よし後でいつもの所ねぇ」

「えっあ、」

ヨシくんは何気に酷いことをしていく

それも無意識なんだもんね、そうだもんね、逆にそれがキツいんだよね

「え、ちょっと待ってドヨチ」

dy「なんです？」

「これ、これは？」

dy「あーこれは…」

「(最悪だこれは押し付けられるやつじゃ)」

dy「お願いします♡」

「デスヨネ」

この小悪魔め

私はなぜこんなに押しに弱いんだろう

そんなに押されてない気もするけど

ドヨチの机にある積み上げられた資料やらなんやら…

私一応先輩、なんだけどなぁ

「…今から飲むの」

dy「はいっ、みんなで」

「絶対行くからな」

「覚悟して待っとけよ」

dy「はあい」

「くそ、完璧に舐められてる…」

ということで、今から残業

わちゃわちゃと騒がしい男たちがいなくなり、一気に静かになったこのフロア

少し寂しく感じたり感じなかったり…

そして、しばらく集中して指を動かしていると、すでに1時間が経過していた。

時の流れも早いもので、この1時間でばばあになったかもしれない

「っくー、」

休憩のひと伸び

手を上にあげて伸びをすると、本部のドアが開いた。

あれ？こんな時間にまだ人いたの？

「あれれ、こんな時間にどうしちゃったんです」

jk「それはこっちのセリフだろ〜」

扉を開けて入ってきたのは、ヨシくんと同じ2部で働くキムジュンギュだった

なかなかに付き合いは長いが、まったく掴めない人でもある

jk「まぁた残業して、いくら稼ぐつもりなの〜」

「ジュンギュさんよりは稼ぎますかねぇ」

jk「なんだよそれ笑」

誰よりも先に帰り、1人でゲームをすると噂のあのジュンギュさんが、なぜこんな時間に会社にいるのか

そしてなぜか機嫌が良さげなのも気になる

それがどんなミステリーよりも怖かった。

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