検索窓
今日:23 hit、昨日:9 hit、合計:18,594 hit

XVII ページ18

_





しばらくの間、微かなくすぐったさに耐えやっと解放されると

ヨシくんが「先行くわ!!!!」と言って爆速で走って海に飛び込んだ



「頭おかしくなった?」



水を飛ばして顔を水面から出したヨシくん

ヘンテコグラサンに再度沈められる


殺す気???



jw「ヌナ〜!」

「んー」



と、そこにびしょ濡れのジョンウ氏が前髪をかきあげながらやってくる

うおぃむだに様になるのやめろい



jw「お腹が空いて力が出ない」

「パンマンやめろパンマン」

jw「それは顔が濡れてでしょ」

「あんたも濡れてるけどね…」

jw「てかお腹すいたってば!」

「だからどうしろと!!」

jw「なんか食べ行こ♡」



つまり奢れということだなこの純韓国人め(?)

クソパンマンにでもなってろ


と言いつつ奢ってあげる私もしかして、偉い…?、




jw「ヌナ何食べたい?」

「暑いからアイスとかかな」

jw「俺これ食べたーい」

「じゃあそれにしなよ」

「私の金が飛ぶだけだから」

jw「ほんと…お金にはしつこいなぁ」

「金は私の命だっての」

jw「へーへー」




私の強靭な肩でジョンウをど突く

すると嫌そうな顔してわたしを見てくるから、

あれ私たちって上司と部下だよね?

みたいな




「おいしい?」

jw「うんめちゃくちゃに」

「良かったね」

jw「ありがとうヌナ」

「いーえー」



椅子に座りながら、向かい側で美味しそうにロコモコを頬張るジョンウ

黙々と食べ続けるジョンウは、やっぱりまだ高校生みたいで若々しい


部活帰りに食べるご飯並にバクバク食うな…




jw「てかヌナ」

「ん?」

jw「自分で気づいてるのかは分かんないけどさ、」

「うん」

jw「周りの男の人たちみんなヌナの事見てるの、知ってる?」

「へー?知らなーい」

jw「…やっぱり馬鹿だ」

「おおおい?馬鹿だって?」



コップの水をぐいっと一気に飲み干すジョンウ

勢いよく机に叩き置き、私を持ち前のその鋭い目で見つめる。というか鋭すぎて痛い



jw「そろそろ自覚した方が身の為なんじゃない?」

「え?」

jw「俺らのこと信用しすぎるのも、どうかと思う」

「…なんでそんなこと言う」

jw「絆とかの話じゃなくて、生物学上の話ね」

「いや、ちょ、意味わかんない」

jw「俺より頭いいくせにこんなことが分かんないとは…」

jw「世も末だね」

「喧嘩売ってる?え?」





_

XVIII→←XVI



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
266人がお気に入り
設定タグ:treasure , TREASURE
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かほ | 作成日時:2023年8月3日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。