XIV ページ15
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しばらく影で寛いでいると、一緒にいた2人も気づけばみんなと楽しく遊んでいて
変わらずぼっちで本を読んでいた
自分めっちゃ陰っす
dy「え本読んでるんですか」
「なんだよ」
dy「ハワイで読書てどうなんですか」
「文句いうなし」
dy「一緒に遊びましょうよ」
「嫌ですー、暑いし海怖いし…」
dy「こんなに男がいるじゃないですか」
「どうせお前ら助けてくれねぇよ」
dy「…信頼ゼロ」
休憩に来たドヨチは濡れた髪を拭きながら隣に座った
その水しぶきが本に降りかかっていることに気がついてるのか、わざとなのか
この際楽しんでるドヨチに怒れない
dy「ヌナ水着着てるのにもったいない」
「誰が私のわがままボディ見たいよ」
「どーせ豚とかなんとかって…」
dy「見てすらいないのになに言うんです」
dy「ヌナそういうとこネガティブですよね〜」
「悪いか!!!」
dy「とりあえずそのラッシュガード脱いで海の方行きましょ」
「えー」
本をドヨチに奪い取られ、半強制的に立たせられる。
だるいっす
正直あのイケメンの中に紛れる自信ないってね!!!!!
dy「日焼け止め塗りました?」
「うん」
そういうとこ紳士だから、普段のあなたが信じられないんだよ
「はぁ、まあ滅多に来ないからいいか…」
dy「そうですよ、ほら行きましょ笑」
「はいはい」
ラッシュガードを脱いでドヨチの後に続いてついて行く
肌に直で当たる日光が強すぎて、秒で体力奪われそうだった
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hr「おっヌナ来たん?」
「しょうがなくね」
hr「めっちゃ、スタイルいいやん」
「そうやっていつも口説いてんのか」
hr「いやガチで」
「はいはい、勉強になりますわ」
とぼとぼ砂浜を歩いていくと砂で遊んでいるハルトとジョンウに遭遇
砂で遊ぶって相変わらず可愛いことすんな…
jw「ヌナってさ、」
「ん?」
jw「そんなスタイルよかったの?」
「…さあ」
屈んでる2人からの下からの視線がグサグサと突き刺さる
やっぱなんだか小っ恥ずかしい
うわなんか照れてる自分がキモくて吐き気してきた
hr「確かにヌナってさ、今までずっとあの人たちといたからなにも思ってなかったけど、」
hr「よくよく見てみるとイイ女だよね」
「初めからそう思っとけ」
jw「でもヌナ水着可愛いよ」
「ありがとう」
jw「…えヌナ照れてんの?」
「いーえ」
hr「耳赤いで」
普段言われ慣れていないんです
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作者名:かほ | 作成日時:2023年8月3日 23時