XI ページ12
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ハルトが入社して数日
初日のときよりもだいぶこの雰囲気に慣れてきた様子で…
「…」
hr「韓国の女の子ってまじヤバいっすね」
hr「昨日の子めっちゃ可愛くて、」
hr「ヌナ、ほら見てくださいよ」
「(遠い目)」
思わず遠い目をする
前の席に座るハルトはまさしくチャラい、チャラすぎるのもええ加減にせぇよってほどの
昨日一緒にいた女の子の写真を私に見せてくる。
おかしいな、"韓国の女の子"の中に私は含まれないのかな
「えなに？誰？きみだれ？」
hr「ワタナベハルトです」
「そうだよね？初日のハルトだよね？」
「おっかしぃな、別人に見えるんだよなぁ」
hr「ヌナ、俺元々こうすよ」
「"こう"とはなんだ"こう"とは！！」
hr「ヌナ落ち着いて〜」
hr「血圧上がっちゃう」
この余裕そうな感じもむかつくし、サラッと年寄り扱いしよって気に食わん…
初日のときのあの初々しい可愛い爽やかイケメンはどこに消えたんだよ泣くぞ？？？
「アサヒさーん助けて」
as「え？」
「ハルトってこんな感じでしたっけー？」
as「？うん」
「えっ…じゃあ私が見ていたのは幻…？」
「泣く」
as「泣く前に僕の髪引っ張るのやめて」
「すみません」
日本人であるアサヒさんが一番この中では彼を知っていると思い尋ねたものの、
髪を引っこ抜いて終わった
すると、また2部から刺客が
jw「ルトヤ〜」
hr「んジョンウヤ、どした」
2部の新人ジョンウくん
ジョンウくんとハルトは、大学生の頃、ハルトがジョンウのいる韓国の大学へ留学してきた頃からの友人らしい。
休憩時間になるとたまにここに来る
jw「ヌナの口開いてる」
hr「魂出てきそ」
「…ねぇジョンウくん」
jw「はい？」
「ハルトって今と昔変わらない？」
jw「？はい？変わりませんよ？」
hr「さっきからヌナどうしたんです笑」
「いやーホンマでっかって感じで〜…」
hr「何言ってんすか笑」
長年の友人でさえそう言うのであれば、
このまま受け入れる方針でいかなければならない。
いや別に彼がどうであれどうでもいいけど、
ただこの数日でそこまで変化するかね？！って感じの驚きなんだよ
まさかのチャラ男とか夢でも思わない
おもろ展開
「女釣ってんでしょ今日も」
hr「もちろん」
「ですよね」
hr「ん？ヌナ嫉妬？」
hr「今日ヌナと一緒にいてあげよっか？」
「いややめろ？！」
「絶対もうそんなこと言うなまじで」
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作者名：かほ | 作成日時：2023年8月3日 23時
