特別不革命 (ページ11)

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hr side

派手に染めた髪を少し整えて、胸を抑えて深く深呼吸をする

俺にとって初めての会社

ついに目の前まで来てしまった

たくさんの人が出入りするこのドアが、より俺の緊張した心臓を加速させる。

どんな格好でもよくて、規則も何もほとんどないで有名でもあるこの会社に入れたことがすごく嬉しいし、

何より一部という、この会社の一番重要だと言われている所で働ける

より一層気合を入れ直し、自動ドアを潜り抜けた。

hr「でけぇ…」

思わず声の出る広さに驚く

人が多くてぶつかりそうになりながらも、受付まで辿り着いた

hr「あの、すみません」

hr「一部に今日から入社する者なんですけど…」

受付「はい！」

hr「案内の…」

受付「あ、一部まで案内致しましょうか？」

hr「あいや、案内の方がここで待って下さってるって、」

受付「あっはい…そうでしたね」

受付「…えっとーあちらの方だと思います」

hr「あ、ありがとうございます」

受付「いいえー」

受付の方が示した手の先には、壁に寄りかかって棒立ちの女性がいた

あの噂の方なのかと思って、少しワクワクしてくる

いろんな噂が飛び交っているが、その噂の内容より全然綺麗な人で、ものすごく賢そうな人だった

人を引き込む何かがある、そう感じた。

そのまま案内してもらい、オフィスのガヤガヤした雰囲気に圧倒されつつも、ヒョン達が快く迎えてくれたおかげで、すごく安心できた

しかも俺と同じ日本人もいたことに驚いたし、なんというか…ほとんど上下関係が存在しない場所だった

「ジェヒョクさん？！」

「あなたからのメール100通超えました！！」

「おめでとうございます！！！」

yj「う、うざい…！！」

jh「お前ルトに何もしてないよな」

「何ってなんですか」

「私がセクハラでもすると？」

jh「やりかねんだろ」

「私を何だと…」

hs「Aヤ、今日残業？」

「はい」

「お迎えに時間を使ったので？」

hs「Aが行きたいって言ったもんね？」

「はいそうでっす」

ヌナも、ヒョン達もすごく面白い人たちばかりだ

俺は最高な就職先に就いてしまったのかもしれない

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