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朝8時
自宅の高層ビルから隣の高層ビルに出勤する。
ソウルの中心にずっしりと構えるこの大きなビルは、国内外で拡大をし続ける有名な会社【treasure】だ。
見上げるだけで首を痛めそう…。
今日も履き慣れたスニーカーでエレベーターに乗り込むと、
「あれ？早くないですか？」
hs「いやぁ、今日は仕事が山積みでね」
「いつもより…もっと？」
hs「はは、死ぬかもよ？」
「あいつも通りですね」
hs「うん。そうだね」
私がお世話になってるヒョンソク部長
エレベーターでバッタリ鍵合わせをした。
いつもより覇気のないすがたを見て少し心配になる…
しかし、仕事が山積みで死にそうなのはいつもの事だ。
「今日も派手ですし」
hs「これがおれだもん」
「もんとか…やめてください。」
hs「ヤー！俺だってまだ若いんだぞ」
「分かってますよ笑」
そしてこの会社の最高なところは、出勤時の服装にルールがないというところ。
好きな格好をして出勤することが許されている。
法に触れない限り、ね。
ヒョンソク部長はこの前まで明るかった髪色が落ち着いてきたものの、刈り上げがグレードアップした
hs「もっと明るいの着れば良いのに」
「私は出勤できれば大丈夫です」
hs「ほんっと、仕事脳だね」
「稼ぎが命です」
あっという間に階に着き、いつもの景色が見えて心が少し和む
jh「えっ一緒に出勤…？」
hs「変なこと考えるなよ〜」
「下で会っただけでーす」
jh「ですよねぇ…」
「そういう癖直した方がいいのでは？」
jh「…うるさいなお前は」
「何ですか」
hs「はいほらほら、散った散った」
上司のジフンさんとはどことなく馬が合わない気がする。いや合わない。
お互いがお互いにちょっかいを出すからかもしれないけど…
部長いつもありがとう
「ぁいった！！！」
jh「仕返し」
「私何もしてないじゃないですか？！」
jh「その口だよ、閉じろアホ」
チョップをかまされた頭部を押さえてジフンさんを睨みつける。
そのまま舌を出してべっとしてきたから今度復讐する。絶対する。むかつく。
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作者名：かほ | 作成日時：2023年8月3日 23時
