気軽に読もうや

塩梅　-🐮 ページ50

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【ツン時々デレ】

🐮ver.




うちの年下彼氏、ソジョンファンさん

ツン70%、デレ30%のいい塩梅な彼氏です




「ジョンファナ、それ美味しい?」

sj「うん、めっちゃうまい」

「ヌナにも一つちょーだい」

sj「ん、いいよ」



隣でもぐもぐお菓子を頬張るジョンファナ

一つちょうだいと言って口を開けて待ってたのに、袋ごと横にスライドして渡してきた

ま、まあ、そこは置いといて…


お菓子が詰め込まれて膨らんだ頬が可愛くて、写真に収めようとスマホを向けると



sj「あー、ヌナハジマぁ」



手の平を前に突き出してスマホから逃れるジョンファナ

嫌だと言うけど、私は辞めない



「こんなに可愛いのに…」

sj「ヌナ〜やめてってば、」

「ふふ、やだね」



意地でもやめない私と、すごくやめてほしいジョンファナ


知ってるよ

ジョンファナ、私が可愛いって言うたび少し耳ピンクだもんね


恥ずかしいんだよね、きっと




「ヌナのジョンファナフォルダに、」

「この可愛い姿を…」

sj「何そのフォルダ…」

「きもいって思ったでしょ今」

sj「うん」

「え」




ほら、ツンツン

痛いくらいにツンツンだ


でもヌナは怠れない

ジョンファナからのツンは愛の証拠だから




「ジョンファナ、あー」

sj「何が食べたいの?」

「あ、そのグミ」

sj「じゃあ、どうぞ…」




もう一度あーんのチャレンジを試みた


口を開けて、魚みたいに待ってたのに

またスーッとグミの袋を横にスライドして、私の目の前で止まった




「あーんくらいしてよ」

sj「いやだー」

「けち」

sj「ヌナ、そんなこと言っていいの？」

「바보(ばか)」

sj「…ヌナ」

「ごめん」



ジョンファナの言いなりな私

正直、どっちが年上なのか分からない

私も分からない



「ファナ、ほらピースして」

sj「まだ撮ってたの?」

sj「もう諦めなよ〜」

「嫌だってば、ジョンファナの可愛い姿を収めるまでは…」



と1人でぼそぼそいっていると、ジョンファナは呆れたように笑った

すると画面越しにジョンファナの手が伸びてきて、すっとスマホを取られる




「あっ」

sj「ヌナ?こういうのは、2人で映るといいよ」

「…ひぇ」




取られたかと思ったら、ぐいっと肩を手で寄せられてスマホでツーショットを撮るジョンファナ

そのまま横から頰にキス





デレが、デレすぎる…

心臓に悪いよジョンファナ…






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