今日:20 hit、昨日:45 hit、合計:96,652 hit
小｜中｜大
【今、このとき】
🦋ver.
「え?待って」
「どういう事ですか…」
hr「うん、えっと、」
ついさっき、仕事から帰り着いてバッグを置いた瞬間に、家にいた彼氏のハルトが
「大切な話がある」と真剣な顔で言ってきた
そんなの緊張するに違いないし、何より別れ話だったら泣ける
そう思っていた矢先
彼から放たれた一言に
私は目が飛び出るかと思った
「え、昨日で、20歳…?」
hr「うん…」
「いや、ちょっと待ってよ…笑」
hr「こ、混乱するのは分かるんだけど、」
彼は昨日誕生日だった
そんな彼の実年齢はまさかの、２０歳
と言うことは…?
２日前は未成年だったと言うこと?
「…な、んでそんな嘘ついたの?」
hr「ヌナに好かれたくて、」
「ど、どういうこと?」
hr「未成年とか、相手にしてくれないと思った」
hr「ヌナ、と距離縮めたくて、それで…」
「うそぉ…」
hr「ご、ごめんなさい」
数秒前までは22歳だと思っていた
なのに、昨日成人したの?嘘でしょ?
「わ、私犯罪犯してない…?」
hr「もう、俺が全部悪いから…」
「でも、でもだよ」
青年の純粋な恋心を私が捻じ曲げたの?
それとも年齢のせい?
今となっては、ハルトは私にとってかけがえのない存在になっている
彼がいなくては、生きている意味がない
そう思うと、これで驚く世の中が馬鹿馬鹿しく感じる
hr「別れたかったら、全然…」
hr「俺は、今も好き…だけど」
落ち込んで俯いたハルトは、私と目も合わせずそう淡々と告げた
「ハルト、こっち見て」
hr「…」
ゆっくりと私と目線を合わせるハルト
その彼の瞳には涙が浮かんでいた
「私別れるなんて、言ってないよ」
「別れたくないよ」
hr「ヌナ…」
「過去はどうあれ、今は今でしょ?」
「ハルトが成人したなんて、めでたいこともっと盛大に祝えばよかったな…」
hr「俺と、一緒にいてくれるん…?」
「もちろん」
「ハルトのこと、私も好きだよ」
そう言うとぼろぼろと涙を流すハルト
普段の彼からは想像もできなかった
いつも強がって私を小馬鹿にしてくるのに、今となってはちゃんとした"20歳"だ
大人の世界に踏み入れたばかりの、まだひよこの20歳
「落ち着いて、私はここにいるから、ね」
hr「〜〜っ俺もう、ヌナと結婚する…っ!!」
「えぇ笑」
年齢はただの数字
過去より現実
_
年齢 -🦋 ページ48
_
「え?待って」
「どういう事ですか…」
hr「うん、えっと、」
ついさっき、仕事から帰り着いてバッグを置いた瞬間に、家にいた彼氏のハルトが
「大切な話がある」と真剣な顔で言ってきた
そんなの緊張するに違いないし、何より別れ話だったら泣ける
そう思っていた矢先
彼から放たれた一言に
私は目が飛び出るかと思った
「え、昨日で、20歳…?」
hr「うん…」
「いや、ちょっと待ってよ…笑」
hr「こ、混乱するのは分かるんだけど、」
彼は昨日誕生日だった
そんな彼の実年齢はまさかの、２０歳
と言うことは…?
２日前は未成年だったと言うこと?
「…な、んでそんな嘘ついたの?」
hr「ヌナに好かれたくて、」
「ど、どういうこと?」
hr「未成年とか、相手にしてくれないと思った」
hr「ヌナ、と距離縮めたくて、それで…」
「うそぉ…」
hr「ご、ごめんなさい」
数秒前までは22歳だと思っていた
なのに、昨日成人したの?嘘でしょ?
「わ、私犯罪犯してない…?」
hr「もう、俺が全部悪いから…」
「でも、でもだよ」
青年の純粋な恋心を私が捻じ曲げたの?
それとも年齢のせい?
今となっては、ハルトは私にとってかけがえのない存在になっている
彼がいなくては、生きている意味がない
そう思うと、これで驚く世の中が馬鹿馬鹿しく感じる
hr「別れたかったら、全然…」
hr「俺は、今も好き…だけど」
落ち込んで俯いたハルトは、私と目も合わせずそう淡々と告げた
「ハルト、こっち見て」
hr「…」
ゆっくりと私と目線を合わせるハルト
その彼の瞳には涙が浮かんでいた
「私別れるなんて、言ってないよ」
「別れたくないよ」
hr「ヌナ…」
「過去はどうあれ、今は今でしょ?」
「ハルトが成人したなんて、めでたいこともっと盛大に祝えばよかったな…」
hr「俺と、一緒にいてくれるん…?」
「もちろん」
「ハルトのこと、私も好きだよ」
そう言うとぼろぼろと涙を流すハルト
普段の彼からは想像もできなかった
いつも強がって私を小馬鹿にしてくるのに、今となってはちゃんとした"20歳"だ
大人の世界に踏み入れたばかりの、まだひよこの20歳
「落ち着いて、私はここにいるから、ね」
hr「〜〜っ俺もう、ヌナと結婚する…っ!!」
「えぇ笑」
年齢はただの数字
過去より現実
_
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 472人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ｻ(プロフ) - 頑張っても空回りする年下ドヨンとそれを見て可愛いと思ってる余裕ヌナの絡みみたいですm(_ _)m (8月27日 11時) (
レス) @page41 id: c5f966b3dc (このIDを非表示/違反報告)
名無し88688号(プロフ) - 甘々ジェヒョクさんみたいです(⑉･ ･⑉) (8月15日 18時) (レス) id: 0efe7fe2ef (このIDを非表示/違反報告)
miiya(プロフ) - 一個前にファニちゃんの話を書かれているので､後からで全然大丈夫なのでツン多めだけど最終的にはデレなファニちゃんを見たいです！ (8月14日 1時) (レス) @page40 id: 0103c4b5df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かほ | 作成日時：2023年2月26日 22時
