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🐺 ページ5

_






🐺ver.










「…」

jw「…」








2人でいつものように屋上で過ごす放課後





いつもならくだらない話で喋り尽くすのに、

いつからこんなにも気まずい雰囲気になってしまったのだろう











「ジョンウヤ、私何かした?」










思い切ってそう問い詰めてみたのに、

肝心な彼はこっちすら向かずぶっきらぼうに「別に」と答えた



絶対何かしたじゃん…

と思いながらも何も言えずそのまま沈黙が続いた










「ねぇ、今日は帰る?」

jw「なんで?」

「だって、何もしないんでしょ今日は」

jw「…帰んない」

「帰らないの?」







ジョンウのためにもここは一度家に帰るべきだと思ってそう提案したのに、

帰らないの一点張りで私もとうとう痺れを切らした








「ね、ちゃんとなんか言ってもらわないと困るよ、本当に私何もしてない?」

jw「…」

「ジョンウヤ、お願いだから話してよ」







私のこの態度にジョンウも観念したのか、少し悩んだ末に口を開いた













jw「この天然タラシ」













「え?」














なんだ


喋り始めたかと思えば、私への悪口?







少し唇を突き出したジョンウはそう言って私の方を見つめた












「ちょっと待って、どう言う風の吹き回し?」

jw「ここまで言っても分からない?」

「分かんないよ、ちゃんと言って…」









jw「Aって実はモテるって知ってた?」

「ん…?」

jw「いっつも学校でいろんな男に絡まれてさ、俺一個学年下だから舐められてんのかな…」

「ジョンウ?」

jw「目の前で彼女のこと噂される身にもなってみてよ」











さっきまで黙りこくってたジョンウが嘘かのように、一気に喋り出す

これが本来の彼の姿なのに、今だけはなぜか驚きが隠せない













「ごめんね、ジョンウそんな思いしてたの?」

jw「分かってくれたらいいんだよ、ただAが心変わりしないか不安で、」

「するわけないじゃん!こんなに完璧な彼氏なのに!」

jw「や、やめてよその感じ」










くるっと私の反対側に顔を背けたジョンウ

照れてるのか少し上がった口角が見えた












「きっとジョンウは知らないんだね」

jw「…何を」

「私のジョンウへの愛がどれだけ大きいか」

jw「知ってるよ」

「ほんと?」

jw「確実に俺よりは小さいけどね」

「…おぉ、そんなことも言えるの?」










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酒癖 -🦋→←🐯



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(プロフ) - 頑張っても空回りする年下ドヨンとそれを見て可愛いと思ってる余裕ヌナの絡みみたいですm(_ _)m (8月27日 11時) (レス) @page41 id: c5f966b3dc (このIDを非表示/違反報告)
名無し88688号(プロフ) - 甘々ジェヒョクさんみたいです(⑉・ ・⑉) (8月15日 18時) (レス) id: 0efe7fe2ef (このIDを非表示/違反報告)
miiya(プロフ) - 一個前にファニちゃんの話を書かれているので、後からで全然大丈夫なのでツン多めだけど最終的にはデレなファニちゃんを見たいです! (8月14日 1時) (レス) @page40 id: 0103c4b5df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かほ | 作成日時:2023年2月26日 22時

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