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看病 -🦁 ページ39

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【一番の薬】


🦁ver.







朝、いつもならちゃんとした時間に目を覚ますものの、今日はなぜか体がだるくて起きれなかった


汗ばんだ額に、頭を軽く殴られてるような頭痛

これはまさか…と思っていたとき、寝室のドアが開いた






yj「A起きた?」

「ジェヒョガ…」

yj「大丈夫?朝起きたらA熱出してて、心配したよ」

「んんー、だるぃ」

yj「今薬持って来たよ。後でお粥も作ってあげるから、今は横になってて、ね?」

「うん」





寝込む私の隣に腰掛け、汗をかいた私の額と首とを撫でる

ひんやりしたジェヒョクの手が冷たくて思わず目を細めた





気づいたときには自分も眠りについていて、もうどれだけ寝たか分からないまま起きた

起き上がって隣の机を見てみると、

"机の上の薬飲んでね! 少しでも食欲があったらお粥食べて元気出して! 無理はしないこと! 買い出し行って来ます!"

とジェヒョクの字で置き手紙



精神的にもきてるのかジェヒョクの優しさに胸がジーンときて泣きそうになる

いや!頑張って薬を飲んで、お粥を食べて、ジェヒョクを喜ばせてあげよう







yj「ただいま〜」

yj「おっ、起きたね。今はどう?きつい?」

「薬飲んだからちょっと楽になった」

yj「よかった…あっゼリーとか買ってきたから欲しかったら言ってね」

「うん」

yj「あとー、家のことも心配せずに安静にしてて」

「うん、」





そう伝え終えるとジェヒョクはまたどこかに行こうとそばを離れる


思わず「待って」と声をかけてしまった





yj「ん?何か欲しいのあった?」

「いや、えっと…色々、ありがとう」

yj「どうしたのA〜、Aには元気になってもらわなきゃでしょ笑」

「うん、そうだね」

yj「…どうした?言ってみて?」

「いやえっと、」





感謝を伝えることも、もちろんするべきだとは思ったんだけど、今はただの口実でしかなくて

ただ、ただまだもう少しそばにいて欲しかった


それだけ








「もう少し、ここに…」

yj「ここにいてほしいの?」






熱で気が狂ったのか恥ずかしくなって、頭を縦に振ることしかできなかった

するとジェヒョクはふっと笑みをこぼして、






yj「そばにいてあげるのも、ひとつの看病だもんね」





そう言って優しく頭を撫でてくれた







yj「早く、元気になってね」









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守る2 -🐮→←好き -🐨



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(プロフ) - 頑張っても空回りする年下ドヨンとそれを見て可愛いと思ってる余裕ヌナの絡みみたいですm(_ _)m (8月27日 11時) (レス) @page41 id: c5f966b3dc (このIDを非表示/違反報告)
名無し88688号(プロフ) - 甘々ジェヒョクさんみたいです(⑉・ ・⑉) (8月15日 18時) (レス) id: 0efe7fe2ef (このIDを非表示/違反報告)
miiya(プロフ) - 一個前にファニちゃんの話を書かれているので、後からで全然大丈夫なのでツン多めだけど最終的にはデレなファニちゃんを見たいです! (8月14日 1時) (レス) @page40 id: 0103c4b5df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かほ | 作成日時:2023年2月26日 22時

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