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猫化 -🐯 ページ34

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【気まぐれ】


🐯ver.










「ヨシくん」

ys「なぁにAちゃん」

「にゃんって言ってみて」

ys「え?」

「にゃん、って」

ys「…にゃん」

「へへ、やっぱ猫だ」










ヨシくんに出会ってからというもの、

私はすっかり彼のオタクだ


晴れて付き合えたのは本当に奇跡で毎日拝めてありがたいのだけど、あるときふと思った


彼は猫なんじゃないかと





いや、頭がおかしいのは分かっている

ただ好き過ぎたが上こういう思考に至ってしまった








「可愛いからずっとにゃんって言ってて」

ys「いやや〜、俺猫ちゃうし」

「猫やん」

ys「ちゃうし」

「猫やって」

ys「ちゃうしっ!」

「はいにゃん」

ys「にゃんっ」

「猫じゃん」

ys「…もー」







「だったらまだトラの方がかっこいい…」ってぼそっと呟くヨシくん

少し拗ねたその姿さえ猫なのに





 

「ヨシくんいちごいる?」

ys「ん!いる!」

「口開けて」

ys「あ」

「はい、おいち?」

ys「へへおいち」

「…かわぁ」







私の眼球がイカれたのか

ヨシくんが今世紀で一番可愛い猫になった



もぐもぐ苺を頬張って、ふにゃふにゃの笑顔で「おいち」って言う

養ってあげたい









「キャットフードでも買ってこようかな…」

ys「いややめてや笑」

「冗談冗談」










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「にゃんこ〜」

ys「にゃんこ言わんでってばぁ」

「お風呂先入る?」

ys「入るけど…」

「あ、洗ってあげようか?」









猫だもんね










ys「なっ」







するとみるみる白い肌が赤に染まっていくヨシくん









「ぁ、いや冗談冗談」

ys「…Aちゃんそういうのは、」

「ん?本気にしちゃった?笑」







最後にヨシくんとお風呂に入ったのは約1ヶ月前



それを思ったのか

いつまで経っても初心なヨシくんは恥ずかしさに顔を両手で覆った









ys「Aが悪いからね」

「っは…」







と思ったら

猫目なヨシくんがムッとした顔で私を担ぎ始めた



肩に乗せられてジタバタしても全く意味をなさず、そのまま浴室の方へ…









「ヨヨシくん、冗談、冗談じゃん!」

ys「俺が入りたいの〜」

「わ、私は嫌だよ」

ys「うるさいっ」

「うわ、ちょ、ほんとにっ」

ys「猫は気まぐれっていうでしょ」

「あ〜そんな…」












ys「俺は飼い主とお風呂が大好きな猫だもん」












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(プロフ) - 頑張っても空回りする年下ドヨンとそれを見て可愛いと思ってる余裕ヌナの絡みみたいですm(_ _)m (8月27日 11時) (レス) @page41 id: c5f966b3dc (このIDを非表示/違反報告)
名無し88688号(プロフ) - 甘々ジェヒョクさんみたいです(⑉・ ・⑉) (8月15日 18時) (レス) id: 0efe7fe2ef (このIDを非表示/違反報告)
miiya(プロフ) - 一個前にファニちゃんの話を書かれているので、後からで全然大丈夫なのでツン多めだけど最終的にはデレなファニちゃんを見たいです! (8月14日 1時) (レス) @page40 id: 0103c4b5df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かほ | 作成日時:2023年2月26日 22時

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