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🐼 ページ23

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【甘々なのはどっち?】


🐼ver.









あるとき、大学の友達から
「Aの彼氏ってどんな感じ?」と聞かれ




迷うことなく私はこう答えた











「めっちゃ甘々」












それはもう甘ったるくて胃もたれするほどに












「オッパのこと甘々だよって言った」

jh「その友達に?」

「うん」

jh「야〜、優しいって言ってよ」

「ううん、甘々」

jh「甘々ね…」







大学まで迎えにきてくれたジフニオッパは、今隣で車を運転をしている


片手はハンドル、残りの手は私の手の平

時折親指で撫でてくるのがくすぐったい







「オッパ自覚ないの?」

jh「自覚も何も可愛い彼女を大切にしてるだけだよ〜」

「それが甘々だってことだよオッパ」

jh「그래(そう)?」

「可愛いってすぐ言うでしょ」

jh「だって可愛いんだもん」







にこにこして前を向いたままジフニオッパはそう言う


途端に手の握る力が強くなる







jh「帰りどっか寄ろうか?」

「コンビニ!」

jh「おけい向かいまーす」






ほんの少し加速した車は大きな道路を進んでいく


しばらくして着いたコンビニで飲み物やお菓子の買い物を済ませると

「おねがいします」と言ってオッパがレジに置き、こっちをチラッと見るとにやっと笑った






「オッパありがと」

jh「Aのための出費はちっとも痛くないね」

「じゃあもっと買えばよかった」

jh「こらこら笑」






私が財布を出したのは、今までで片手で数えられるくらいかもしれない

それくらいオッパは私のためにと出費を厭わない



こういうところが甘々だって言ってるのに






「オッパジュースくださいー」

jh「(はい)〜」







さっき買ったジュースをもらおうとしたとき、オッパは当たり前かのようにキャップを開けて私に渡す






「オッパやっぱり甘いね」

jh「うん?」

「私には敵わない?」

jh「うん」

「わ、素直」





自然と繋がれた手

さっきと同様私を見ながらオッパは親指で手の甲を撫でる






jh「Aに頼まれたら何でもするよ」

「なんでも?」

jh「うん、例えば…今キスしてって言われたらしてあげる」

「へぇ」

jh「…察してね」

「ふふ、分かったよ」








そういうと自然と惹かれ合う2人の距離









「結局は私もオッパに甘々なのかな…」

jh「うん、甘いよ、ものすごく」












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自立 -🦔→←甘々 -🦋



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(プロフ) - 頑張っても空回りする年下ドヨンとそれを見て可愛いと思ってる余裕ヌナの絡みみたいですm(_ _)m (8月27日 11時) (レス) @page41 id: c5f966b3dc (このIDを非表示/違反報告)
名無し88688号(プロフ) - 甘々ジェヒョクさんみたいです(⑉・ ・⑉) (8月15日 18時) (レス) id: 0efe7fe2ef (このIDを非表示/違反報告)
miiya(プロフ) - 一個前にファニちゃんの話を書かれているので、後からで全然大丈夫なのでツン多めだけど最終的にはデレなファニちゃんを見たいです! (8月14日 1時) (レス) @page40 id: 0103c4b5df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かほ | 作成日時:2023年2月26日 22時

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