気軽に読もうや

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【日本語で喋りたい】

🤖ver.








「サヒヤ」

as「ん?」

「日本語教えて」

as「日本語?…別にええけど」









韓国人の私は、日本人である彼の喋る関西弁？にとても憧れている

関西弁でサヒと何か喋ってみたいとも思うし、日本にも行きたい


そうやって私が個人的にずっと勉強しているのを知らないサヒに、直接教えてもらうことにした










as「なんか知ってるのある?」

『あいしてる!』

as「おぉ愛してるなㅋ」

『あさひ、くんは!わたしを!あいしてるますかっ!』

as『あいしてるますかって…ㅋ』

「야!答えてよ」

as『ん、愛してんで』

『あいしてん、で?』

as『おお、上手いやん』

「へへん」








「どこで知ったん」とか少し不思議とそうなサヒは続けて日本語で喋り始めた

けど、まだ全然何言ってるか分からなくて、『おれ』とかしか聞き取れない







「なんて言ったの」

as『かわいいって言うた、Aの日本語が』

「『かわいい』?あ、귀여워?」

as「そうそう」

「あー」

as『ほんまに、可愛い…可愛いでめっちゃ』

「おぉ、急に…」








カーペットの上で2人で座っていたら、サヒが私の後ろに回り込み腕を腰に巻きつけた

そのまま後ろから日本語で『可愛い』と言われる


日本語だと余計なんだか、すごく胸キュンしてしまう







「私もっと、日本語でサヒと喋りたい」

as「じゃあ、もっと頑張らなあかんな」

「うん、サヒ先生よろしく」

as「変な日本語しか教えんけどええの」

「そ、それはちょっと…」

as「『あほ』とか教えよか」

『あ、ほ…?』

as「うんん、やっぱやめた、よろしくない」

「?」







なんて言ったのか分からなかったけど、下品な言葉だったのか口をへの字にして首を振った

「なに教えよか」と私の目を見て言う






「『あいしてる』みたいな言葉がいい」

as「あーそうやな…『月が綺麗ですね』とか?」

「『つき、』…なんて?」

as『月が綺麗ですね』

『ちゅきがー、』

as『きれい』

『きれいっ』

as『ですね』

『ですね!』

as「なんて意味でしょ」

「えー?分かんない」








難易度の高い日本語を教えられ、後ろにいるサヒは喋る私を面白そうに眺めていた


悩んでいても一向に教えてくれなくて、サヒの方を振り返る








as「あなたを愛しています、って意味」










触れるだけのキスをしてそう微笑んだ







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