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「…なんでいるの」

jk「心配だったから」

「私のことが?ゲームはしなくていいの?」











嫌味のように、思ってもいない言葉が出てしまう私にジュンギュはキッチンから離れて私の元に歩いてくる





「心配した」って素直に言ってくれるだけありがたいのに、私自身は素直になれなくて、

ここにジュンギュがいることが嬉しいのに、
















jk「A、」

「なに…」

jk「本当にごめんね、ゲームばかりしてAを悲しませたよね…?」

「うん、」

jk「さっきAがいなくなってわかったんだ、僕はAがいないと何もできないし、悲しかったし…」














近寄ってぎゅっと私の両手を取ったジュンギュは、まっすぐな瞳で私を見つめる

わたしも晒すことができなくて、泣きそうになってどんどん溜まる涙を隠せない













jk「Aはこんな思いをしてたんだと思ったら、本当に申し訳なくて、」

「だから、家に来たの?」

jk「それもあるけど、一番は会いたいから来たんだよ…!」

「私に、会いたくて…?」

jk「うんっ、」













よくよく考えてみると、ジュンギュが私の家に来ること自体珍しいことかもしれない

引きこもりのジュンギュが家を出て私の元まで雨の中来てくれた


その事実が、今の私には十分すぎるくらいに彼を愛おしくさせた













jk「でも家に入ったら電気もついてないし、何も聞こえないから焦ったよ、」

「ごめん、寝てた」

jk「家に帰ってないのかと思った…」

「ごめん、ごめんねジュンギュ」

jk「うんん、謝らないで、僕が一番悪いんだから」

「…私も素直にならなきゃね」

jk「僕は今のツンデレA大好きだけどなぁ」











いつものように笑顔でそう言ったから、私も思わず笑ってしまう

その拍子に溜まっていた涙もぽろっと流れ落ちて、それを見たジュンギュが指で拭ってくれた











jk「で、実はね、提案があって…!」

「提案?」

jk「その、良いよって言ってくれるか分からないけど、」

「うん、」

jk「えっと、ど、同棲…とかっ」

「同棲?」

jk「いやほら、もっと一緒にいたいし、今回の反省を生かして…!」

「引きこもりくんがそんな提案を…」












するかしないかはどうあれ、

今私は、あの引きこもりジュンギュが同棲したいと言ってきたことに感動している











「いいよしちゃお、同棲」

jk「やった、!」
















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yj→←jk



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なんでやねん(プロフ) - あさひくんのとこ5回くらい見てしもた。めっちゃ好きです!これからも頑張ってください! (2023年2月1日 0時) (レス) id: 81078256f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かほ | 作成日時:2023年1月20日 23時

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