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急にあんなことを言われてドギマギするのもおかしくない


だって、余裕で1ヶ月はお預けだったから










hr「分かってるやろ」

「ん?」

hr「我慢してんの」













意外と真剣なハルトになぜだか緊張で心臓の速度が加速する



しかも朝からなんてそんなハードモードすぎる














「ハルトだって分かってるでしょ、」

hr「うん、だから強制ではしたくない」













ハルトは違うかもしれないけど、私の初めては彼だし、今まで彼ともたくさんしてきたわけでもない




女性はなにかと苦労が多い


初めてのときは痛くて死ぬかと思ったくらい

その記憶が鮮明に残っているうちは、まだ恐怖心が押し寄せてくる



そう思うとイージーモードのときでさえ緊張してしまうのに、朝から明るいときになんて、

簡単にOKを出せる勇気、私にはない






そうやって自分を守るだけ、彼を我慢させていることだって分かってる



だから、すごく悩ましい













「まだ、勇気が必要で、」

hr「ゆっくりでいいから、無理はしてほしくない」

「うん、ごめんね」

hr「大丈夫、でもそのかわりキスぐらいはしてもええよな」

「んー、うん」











全然寝起きの癖のついた髪の毛のまま、そうやって優しく接してくれるハルト

少し不器用ながらもこういう優しさを出してくるから、自分でも自分が嫌になってしまう



そうなったときこそ、私は彼に甘くなってしまう





あれして、これしてって言われると

全部してあげたくなる











hr「Aからキスして」

「私から?」

hr「うん、はやく」

「…いいよ」












いつもなら恥ずかしくてしない私からのキスも、彼にそうやって言われると拒否できない













目を閉じて静かに待つハルトの綺麗な顔

そっと両手で包み込んだ頬は寝起きのせいか少し温かい



彼に近づく距離と比例するようにどんどん早くなる心臓の音



ハルトに聞かれたそうで不安になるもそれどころではない

















hr「それがキスなん?」

「そ、そうだよ、キスでしょ」

hr「…下手やね相変わらず」











そう言って笑ったハルトが一気に距離を詰めると間隔なんて無くなる

さっきのキスとは一段と違った甘いキス



息をするのも一苦労










hr「この先、今夜でもどうですか」

「…優しくしてくれるなら、いいよ」

hr「絶対優しくする、一回で終わるか分かんないけど」

「えっ」






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jw→←hr



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なんでやねん(プロフ) - あさひくんのとこ5回くらい見てしもた。めっちゃ好きです!これからも頑張ってください! (2023年2月1日 0時) (レス) id: 81078256f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かほ | 作成日時:2023年1月20日 23時

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