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ヒョンたちのおかげでルトも落ち着いたころ、
少しずつメンバーが揃っていく
hs「A、少し話そう?」
「ん〜、しょうがないですね」
hs「なんだよそれ笑」
話そうと肩に手を置いたヒョンソギヒョン
僕が普段通りにしているのに笑って合わせてくれて、ほんと尊敬するよ…
そのまま練習室を出て廊下の椅子に座って話し始める
hs「A、正直今日きついでしょ?」
「え?いや、」
hs「ヤー、どれだけ一緒に過ごしてきたと?少しの変化で分かっちゃったよ」
「…」
hs「強がってるなら、少し強がるのやめてヒョンに頼ってみてよ、いつでも力になるよ」
「…はは、ヒョンには敵わないよ」
hs「そうだよ俺は無敵だからね」
笑いながら誇らしげにヒョンソギヒョンは僕を見つめた
hs「寝不足はどうして?」
「最近少し実力不足かなと思って、夜通し練習を…」
hs「実力不足?」
「踊りがみんなに追いついてないかなって」
hs「Aはそう思ったんだ」
「うん」
hs「Aはさ、もっと周りの人に頼って意見を聞かなきゃ」
「…うん」
hs「1人で納得いかなくて悩んで練習したってさ、それは1人の力じゃん」
「うん」
hs「そう言う時はここに9人もいるじゃん、1人より10人の力の方がよりよくなるんしゃないかな」
「うん、本当にヒョンの言う通りだよ…」
hs「てことは頼ってくれるってこと?」
「そうしなきゃいけないでしょ…笑」
hs「よく分かってるねウリエギ〜」
真剣に考えて頼ってと僕の手を取ってくれるヒョン
全てが尊敬できる…
「じゃあさ、ヒョンも僕を頼ってね」
hs「うん…」
「ヒョンは最年長で年下に頼るのは気が引けるかもしれないけど、僕には絶対頼って。何があっても僕はヒョンの見方だし、力になりたいと思ってるから…」
hs「ありがとう…」
「…ヤー!ヒョン泣かないで!」
hs「だって、ウリエギが…」
「ヒョンソギヒョンっ!もう!」
ありがとうといいながらこっちを向いたヒョンの目には涙が浮かんでて、目が合った瞬間に溢れ出す
ほんと脆いヒョンだな
こういう涙は感染しやすいって知らないの?僕まで涙が…
「ルトにも謝るよ…」
hs「うん、ルトもきっと許してくれるよ」
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作者名:かほ | 作成日時:2022年12月23日 22時