十三話 答え ページ23
今日はいつもより早く起きた。
なんとなく、嫌な予感がするの。
少し急いで郵便受けを見に行く。
手紙はもうあった。
それだけを手に取り、部屋へと戻る。
大丈夫だよ、ね？
部屋に入って、ベッドに座る。
封筒を開け、手紙を読み始めた。
いつもと同じように遅刻してしまったことに、感想が書いてあったり
染山さんが最初は嫌いだったということだったり
いつもと同じだった。
けど幸せについて、すごく書いてある。
幸せになってと念を押している。
嫌な予感は強まるばかり。
最後に
書いてあった文字を使って、文を終わらせた。
"ぼくはもうしにました"
"君を愛してた――――"
僕は、もう死 に…………ました？
「嘘、でしょう？」
全身の力が抜けた。
驚き、よりも絶望が勝った。
いや、それよりも現実味がなかった。
正しい表現は、信じられない。
―――パシィン！
なにかを叩いた音が部屋に響き渡った。
誰もいない部屋は、洞窟のようで、妙に音が響いた。
叩かれたのは、自分の頬だった。
無意識のうちに、叩いていた。
夢であってほしい。
もし痛くないのなら、夢なんだと考えたんだと思うわ。
でも、痛かった。
「これが、答えなの？」
「それとも、ジョーク？」
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梅雨風夏(プロフ) - nano_@さん» 了解です！ (2018年2月5日 23時) (
レス) id: 306f9f397d (このIDを非表示/違反報告)
nano_@(プロフ) - 完結おめでとう！！もといちごです。前の消しちゃったのでこっちでよろしくです！ (2018年2月5日 22時) (レス) id: 6118924ca7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅雨風 夏 | 作成日時：2017年6月3日 15時
