114時間目 ページ14
「･･･で、相談とは何だ」
現在、本校舎の図書館。
授業中だからなのか、人は全く居ない。
「＿＿＿先程のＡ組の事か」
「･･･ああ」
学秀が一言「着いてきてくれ」と言われ、着いた場所はＡ組だ。
「･･･あれが、普段のＡ組なのか」
「違う。･･･あれは、理事長の仕業だ」
Ｅ組に対するあの憎悪。･･･勉強というだけで、あれほどに膨れ上がるものなのか。
浅野学峯。･･･貴方は何を望んで教師になったんだ。
「･･･どうすれば、彼奴らを救えるか、わからない。あの勉強法は僕以外には耐えられない」
学秀はポツポツと語り始めた。
「･･･成る程。ならば、“依頼”するのはどうだい？」
「･･･依頼？」
「そう。
僕がそう言うと、一瞬だけ嫌そうな顔をしたがすぐに変わり、考える素振りを見せた。
「･･･成る程。確かに、あの
「だろ？」
僕はそう言って立ち上がった。
外は厚い雲が空を覆っていて、時間の変化が分からない。
「さあ、そろそろ彼らが降りてくる時間だよ？･･･依頼、するだろ？」
僕は学秀に手を差し伸べる。
「＿＿＿『仕方なく』だ」
「はいはい」
そう言って学秀は僕の手を握った。
・
「支配者として、仲間を導くことは当たり前。･･･外部に助けを求めるのは恥ずかしいことではないよ」
僕は
＿＿＿学秀は頭をさげて「依頼」をＥ組にした。
彼らはそれを受理した。
「･･･やって良かっただろ、学秀」
「･･･一位は僕がとる」
「おや？僕がとるに決まっているだろ？」
こちらに戻ってきた学秀にそう言った。
どうやら僕に勝つつもりのようなので、僕が勝つ、と言っていたら･･･。
「だから俺がとるんだって、一位」
「か、カルマ！？」
「まだいたのか、赤羽」
後ろから、カルマの声が聞こえたので後ろを振り返ると、そこにはカルマがいた。
あとＥ組が数名。
「Aったら浮気〜？俺がいるのに」
「いつお前の恋人になった！？」
「･･･そうなのか？」
「違うよ！？」
カルマが当たり前のように嘘を吐く。
そして学秀は騙されそうになっているし！？
二人にはきちんと真実を伝えた。勿論カルマが嘘ついていることを。
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恵野(プロフ) - 柊りあさん» いえいえ！むしろありがとうございます泣 更新は現在時間が取れず出来ないのですが、今週の土日には時間ができるかもしれないので、その日を予定してます！ (2020年1月14日 21時) (
レス) id: d3fd993259 (このIDを非表示/違反報告)
柊りあ(プロフ) - 更新頑張ってください！一からまた読み返したんですけど、やっぱり面白い……!!応援しています！(何回もコメントするの、しつこいですかね？) (2020年1月14日 20時) (レス) id: 18aaf501b2 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 柊りあさん» コメントありがとうございます。更新出来ない期間が長かったので、書いた内容を覚えておらず曖昧な所もありますが…汗 これからも見てくれると嬉しいです！ (2020年1月4日 14時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
柊りあ(プロフ) - この作品、面白くて好きです。これからも頑張ってください！ (2020年1月4日 14時) (レス) id: 18aaf501b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年10月24日 17時
