155 過去編 ページ5
『フットボールフロンティア･･･！僕たち出られるの！？』
『落ち着けA。これは選別会。まだ俺たちは出場できるとは決まってない』
兄さんが選別会について説明する。
『小学生部門は地方ごとに招待され、抽出した選手20人でチームを組む。俺たちは･･･、九州地方の中で招待された選手達の中から絞られることになる。』
『ねえ兄さん、ちゅうしゅつ？って何？』
『抽出っていうのは、Aに分かりやすくいうと･･･、沢山の人数から20人を選び出す、ってところかな？』
兄さんの説明で理解する。
ん？と、言うことは･･･。
『空と亜久達は･･･？』
『この招待状を貰っていたら一緒に行けるけど･･･。中学校は学校に部活動として作れば顧問が就くし、チームを登録して大会に申請が出来る。だけど、小学校に学校公認のサッカークラブがあるところはまだ少なくてね。チームで出場することは出来ないだろう』
兄さんの説明を聞いて納得する。
僕たちは学校承認のチームじゃない。だから、チームで参加することは不可能だ。
･･･兄さんの名前だけで練習試合をさせてくれるサッカークラブの人たちは沢山居た。わざわざ遠くから来て練習試合を申し込んでくる所もあった。兄さん有名すぎ･･･。
『明日、皆にも聞いてみよう』
『うん』
・
『招待状？なんだそれ』
『そんなのきてないよ』
練習日
いつも来るのが早い真太郎と颯太に招待状について聞いてみるが、二人のところには来ていないらしい。
と、後ろから何かが抱きついてきた。
『おっはよ〜Aちゃん！真太郎君！颯太君！』
『おはよう』
『お、おはよう空、亜久･･･』
僕を後ろから抱きしめて来たのは空だ。空と亜久は一緒に来たのだろう。
『あ、そうだ二人とも。招待状来なかった？』
『招待状？何それ？』
『新聞なら入っていた』
成る程。二人にも来ていないのか。
『A、四人には来ていたか？』
『ううん、来てないって。そっちは？』
兄さんが首を横に振る。
じゃあ招待状を貰ったのは僕と兄さんだけ、か･･･。
『おーA、はよ』
『翠兄さんおはよ･･･って髪！またサーフィン行ってたでしょ！』
わりぃわりぃ、と言う翠兄さんに向かって、とりあえずタオルを投げておいた。
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恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» ありがとうございます…！ 中々更新に手が回らず、ずっと下書き状態で止まってるものばかりですが、作ったからには完結させたいと思っていますので、お時間あるときに覗きに来ていただければと思います！ (2023年3月12日 15時) (
レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
死神瞳羽(プロフ) - 恵野さん» 他の作品も楽しみに待ってますね！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: dad027b2bd (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» キャラの特徴掴めてましたか…！？ 所々こんな一面もありそうだなっていう想像や捏造がほとんどでしたが、違和感なく思えていただいてたみたいでよかったです！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
死神瞳羽(プロフ) - 恵野さん» いえいえ、恵野さんが作る作品は、面白いところもあるしキャラもちゃんと掴めているので見ていて、尊敬できます！ (2023年3月12日 15時) (レス) id: dad027b2bd (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 死神瞳羽さん» まだまだ拙い部分がありますが、そう言って頂けるとは感無量です泣 (2023年3月12日 15時) (レス) id: 78dc1b910c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年8月25日 19時
